遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

長崎から「首相公言、極めて残念」

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《2010年代に入り、国際政治の場において、核兵器の非人道的な被害に焦点が当てられるようになるなか、長年にわたる被爆者と原水爆禁止を願う市民社会のさまざまな活動、さらにICANの集中的なロビー活動などが実を結び、2017年7月、「核兵器禁止条約」が国連で採択されました。被爆者が目の黒いうちに見届けたいと願った核兵器廃絶への道筋が見えてきました。これほどうれしいことはありません。

 ところが、被爆者の苦しみと核兵器の非人道性を最もよく知っているはずの日本政府は、同盟国アメリカの意に従って「核兵器禁止条約」に署名も批准もしないと、昨年の原爆の日に総理自ら公言されました。極めて残念でなりません。》

今日の長崎の平和祈念式典で、被爆者代表の田中熙巳さんの「平和の誓い」の一部分です。

「署名しないと首相公言、極めて残念」平和への誓い全文

このとき安倍晋三は、自席で実に眠そうで暑そうでいやそうな面持ちで左目を閉じて薄く開けた右目でキョロキョロとあたりを伺っていました。それをNHKのカメラがアップでとらえていました。(good job!

この表情は、広島での平和記念式典(長崎は「祈念式典」で広島は「記念式典」)のときも同じでした。

また、献花の時のもたもたした態度も広島と長崎では同じでした。係りの人間に促されないと献花する位置も把握していない。事前に聴いてないのか?聞いていたけど忘れたのか?総裁選では、広島と長崎の票は入らない気がしますけど、どうでしょう。

一方、長崎市長核廃絶と平和を願う思いの詰まった品性あるひびきの声音による宇和宣言は、いつもの通り素晴らしいものでした。 

黙祷