「日本がちゃんと多様性を認める、そして寛容な社会を作っていく」主旨でアリバイ作り的に開かれた自民党内の「性的指向・性自認に関する特命委員会」。
この自民党内の「特命委員会」は、稲田が委員長なので、どうにも信用できない特命委員会なのだが、案の定、差別発言が飛び交い了承見送りになったようだ。これ、自民党自作自演のサル芝居じゃないのだろうか。
「法を盾に裁判が乱発する」
「道徳的にＬＧＢＴは認められない」
「人間は生物学上、種の保存をしなければならず、ＬＧＢＴはそれに背くもの」
とする意見が相次いで出た。
山谷えり子がレアな問題点を取りあげて「そういう不条理なこともあるので少し慎重に。社会運動化・政治運動化されると、いろんな副作用もあるんじゃないでしょうか」と述べたそうだ。
「副作用」はすでに別の形ですでにまん延していて、ＬＧＢＴに対する差別と偏見」がそれにあたるのではないだろうか。
山谷のような無知無恥無能な国会議員による副作用の方がもっと重大で深刻だと思う。こういう国会議員の差別発言による副作用こそ、すぐに取り除かなければならない。
それにしても、「道徳的でない」のは安倍・菅政権のお家芸で、星の数ほど明らかになって来た自民党の不祥事こそが、「道徳的でない」ことなのだ。
また、優生思想のあるやつに限って「種の保存」とか言い出すので、こういう委員会の議論の内容が世に出ていくことの副作用も気になるところだ。
