遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

「ジェンダー差別を許さない会」が選んだ年間ワースト1と「助けて!のハンドサイン」

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「HELP ME たすけて!」のハンドサイン

私、モールス信号で「SOS」のサイン「・・・ --- ・・・」(トトトツーツーツートトト)は子どものころから知っていました。これは、自分で調べた変わった子どもでした。誰でも覚えられる緊急時のサインですが、幸いにも一度も使用に至ったことはありません。

下の一連の動画で初めて知ったのが、「ヘルプミー」の手と指によるハンドサイン。これは善良な市民はぜひ憶えておいてほしいサインです。
使い方などは下のツイッターの動画を参考にしてください。いつでも発信できるように、いつでも受信できるように心得たいものです。

 

レストランなどで、カップルの女性が席を立った隙に、怪しいものを女性のグラスに入れる輩が発見されるケースがあるようです。

ツイッターでその発見当事者が書いておられました。発見者は、トイレまで行って当事者の女性にテーブルに帰っても飲み物に口をつけないように教えてあげて事なきを得たそうです。

怪しそうな男のパートナーはみんなで見守りましょう。心得たバーテンダーも、そういう心がけをしているようで、女性の味方です。

 

話は変わって、情けないランキングのお話。

大学教授らで構成された「公的発言におけるジェンダー差別を許さない会」が、この1年で政治家らから飛び出したジェンダーに関する問題発言のワースト1位を決めるネット投票を実施し、「国際女性デー」の8日、結果を公表しました。

mainichi.jp

ランキング結果(記事より抜粋)

1位(1995票)は、昨年9月、自民党杉田水脈衆院議員(比例中国ブロック)が党の非公開会合で述べた「女性はいくらでもうそをつける」という発言。投票総数の33・1%を占めた。同会は「女性の性暴力被害の訴えに対し、正当な根拠も示さずに初めから『虚偽申告ではないか』と疑う発言であり女性蔑視だ」と指摘。

2位(1216票)は、今年2月、東京オリンピックパラリンピック組織委の森喜朗・前会長が日本オリンピック委員会JOC)の会合で述べた「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります」「女性っていうのは競争意識が強い」「女性を増やしていく場合は、発言の時間をある程度、規制をしていかないとなかなか終わらないで困るといっておられた。だれが言ったとは言わないが」「(組織委の女性理事は)みんなわきまえておられて」などの発言。

3位(794票)は、白石正輝・東京都足立区議が昨年9月、区議会で述べた「あり得ないことだが、日本人が全部L(レズビアン)、G(ゲイ)になったら次の世代は一人も生まれない」「LだってGだって法律に守られているという話になったのでは、足立区は滅んでしまう」という発言。

爺さんやオッサンを抑えて栄えある1位に輝いたのは、杉田水脈という女性国会議員でした。

このお方、もともとは西宮市市役所職員時代から大阪維新の会の近いところに属しておられたようです。その後、安倍晋三に何を気に入られたかよく分からない謎のまま自民党の「比例中国ブロック」の名簿順位地位に祀り上げられて、自民党を代表して女性差別発言を繰り返すお方に変身されました。どこをどう切り取っても、女性差別の急先鋒で、伊藤詩織さんをはじめ性暴力にあった女性にたいして嘘つき呼ばわりされるのであります。何度も世間に叩かれ身内に注意を受けてもすぐ忘れる鳥頭の持ち主のようで、海外の放送局(英国BBC)の取材にも嬉々として顔出しまでして堂々と持論を展開し、BBCのドキュメンタリーで《これが「日本の女性の敵」》と全世界に紹介されてから、約束と違う「だまされた」と地団太踏んだ後の祭りがお好きな国会議員さんでござんす。

その愛国心に満ちた麗しい女性国会議員を、「年間ワーストジェンダー差別発言どの」に選ぶ知識人たちに敬意を表したい。

安倍無き中国地方で、杉田は次の選挙も自民党から立候補できるのでしょうか。

ということで、ひょっとしたら次の選挙は自民党の推薦落ちになり、杉田水脈は地元西宮あたりで大阪維新の会から立候補するかもしれませんね。

「年間ワーストのジェンダー差別発言」のディフェンディングチャンピオンとしては、申し分のない立候補環境であります。「・・・ --- ・・・」(トトトツーツーツートトト)