遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

日曜画家が公募のために日曜大工で「仮額」を作成しました

f:id:toship-asobi:20200906215330j:plain

完成した「仮額」

自治体などが主催する美術展は、一般的には作品を公募します。

その公募展に、私の描いた絵を出品するため、このたび初めて応募してみました。

日曜画家教室に通い出したころには、せめて自宅に自分の作品が掲げられたらいいなと思っていたのですが、思い切って力試しのつもりで初めて某自治体の公募に応募してしまいました。

講師の先生に、「出品してみたらどうですか?」とすすめられた時には、社交辞令だと思って本気にしていなかったし「私ごときがとんでもない」としり込みしていたのですが、落選しても誰にも知られることはないので恥ずかしくないない!と思い直して果敢に応募することにしました。自治体主催の展覧会は応募料が安いし、基本は自分で作品を持ち込める近隣の会場を選んでの応募でした。

油彩作品には、額装をしなければならないのですが、公募展では前面にガラスを施さない「仮額」装着が条件となります。

キャンバスの周りに簡略に木枠を施したのが仮額で、市販のものもありますが大きさによっては高価。ということで、金はないけど時間はある私は、DIYで仮額づくりに挑戦しました。

ネットで紹介されていた情報を頼りに出来上がった仮額が上の画像です。

木枠は、横90㎝縦70㎝で、ホームセンターで買ってきた木材を、まっすぐに切断できるガイド付きのノコギリを買ってきり揃えました。

 

f:id:toship-asobi:20200906215800j:plain


木枠の四角の直角を出すために、コーナークランプという治具(じぐ)を買いました。

f:id:toship-asobi:20200906220042j:plain

百円ショップの水性ペンキで白い枠に仕上げました。まっすぐ切れるノコギリと、コーナークランプがなければ、キャンバスは美しくはめ込むことができなかったでしょう。

キャンバスの表面を手前にしてこの枠にはめ込んで、裏側から四角の三角板と絵画のキャンバスをビス止めして、壁掛け用の紐を装着したら、応募作品の出来上がりです。

ということで、絵画の方はお見せできませんが、日曜画家が日曜大工をやったという記事でした。木工も楽しいものでした。

次に挑戦したいのは、四角を45度にカットして額を作ることです。これはなかなか高度ですが、買ったノコギリのガイドは45度の角度を出せるので時間をかけて挑戦してみようと思います。