デンマークの日本大使館の公式ツイッターでのつぶやき。
デンマークは税金が重いことはよく知られています。
でも、健康・介護保険、年金保険などの保険料負担はないことをご存知ですか?それに学校の授業料負担も、医療の自己負担もありません。
税金が重くても他の負担がないシンプルなシステムだから、国民に受け入れられているんですよ
デンマーク🇩🇰は税金が重いことはよく知られています。
— 駐日デンマーク大使館 (@DanishEmbTokyo) June 14, 2018
でも、健康・介護保険、年金保険などの保険料負担はないことをご存知ですか?それに学校の授業料負担も、医療の自己負担もありません。
税金が重くても他の負担がないシンプルなシステムだから、国民に受け入れられているんですよ😃 pic.twitter.com/vxKQvl8wtj
北欧諸国の税金の高さは広く世界に知られるところですが、その代わりに福祉が手厚いのです。
それがどれだけ素晴らしいことなのか。無能な政権とアベノミクスと少子高齢化などにより何もかもガタガタになった日本に暮らしていると、そのことが身にしみてきます。
10年ほどまえだったか、証券会社がノルウェーの地方公社の債券を買ってほしいと、その地方公社の若い担当者とともにわが職場にやってきたことがありました。証券会社は、ノルウェーからやってきた担当者と大阪の企業を回っているということでした。
その若いノルウェー人と通訳を介していろいろ話をしていると、ノルウェーの国民は税金が高いので預貯金を持っていないということでした。というより、預貯金をして老後に備える必要がないということでした。
ノルウェーでは個人が預金をしないので、地方公社の債券を地元の銀行が買う資金がないということで、東京や大阪の企業を訪問して資金調達に来ているということでした。
老後の年金支給が約束されていて、医療がタダなので、貯金をして個人が老後に備える必要はないとのことでした。定年後は悠々自適で、公的な老人ホームが死ぬまで面倒を見てくれるのです。
その話を聞いて、老後のためにあくせく働いて金を貯める身と(2000万円の貯えが必用だと最近判明)、貯金もできないほど高額な税金を納めているけれど安心な老後が待っている身と、どちらが幸せなのだろうかと考えさせられました。
日本国民は納めた税金(分捕られた税金)に見合ったサービスを受けられているでしょうか。北欧のような国づくりはすぐには無理でしょうが、少なくとも税金の使い道についてしっかり目を光らせておく必要があると思います。
政治は「税金の使い方」をコントロールする仕事ですから、国民は政治と政治家に目を光らせておく必要があります。「税金にたかるハエ」を追い払うのが政治であります。政治家がハエになっていてどうするんですか、ということでもあります。