遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

「給食のカレーは悪くない」/神戸市立東須磨小学校の教員いじめ事件

 

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神戸市立東須磨小学校の教員いじめ事件で、学校側は保護者会で「しばらく給食のカレーは中止します」と宣言したという。

これ、何かの冗談かと思ったら本当のことのようで、さすがは暴力事件を引き起こすような学校の問題意識は世間ズレも甚だしい。

第一、生徒のことを何も考えていないし、もし給食のカレーが事件を思い出させると考えてのメニューの中止なら、あれだけメディアに顔をさらした校長を見ても子供たちは嫌なことを思い出すんじゃないだろうか。

「カレーは悪くない」とネットでは学校の措置を揶揄したSNSでにぎやかなことだ。

www.huffingtonpost.jp

それにしても、いじめを繰り返していた加害者の教師は、教育者というより人間としてあるまじき行為を繰り返していたようだから、子どもをあずけていた親とすれば、今後も神戸市の教育委員会や学校の対応への不審や不安は消えないだろう。


もうひとつ別件で、神戸市教育委員会がらみのニュースで、「後を絶たない組体操の事故」のことも大きな問題だ。

digital.asahi.com

神戸市長が、市教委に「組体操は危ないからやめたらどうか」と要請をしていたにもかかわらず、達成感を生徒たちに味わってもらいたいとお茶を濁して組体操を続行し、今年もまた6人もの骨折者が出た「神戸市の小・中学校では、2016~18年度に123人が骨折している」とも、朝日のニュースは伝えている。

今般、教師のいじめ事件が表に出てきたことで、この「組体操骨折問題」に市教委はようやく手を付け始めたというのだ。今になってビビり始めたのだろうか。

どうやら、いじめをしていた4人の教師たちは免職にならないようだが、この際「いじめと組体操」問題のあと片付けを終えたら、市教委の上層部は入れ替えたほうがいいのではないだろうか。

神戸市教委は、当事者能力に欠けること甚だしいと思う。政権政府や政権与党や東電や関電にも似て、ついでに言えば、どこかのボクシング・アメフト部・体操・テコンドーなどのスポーツ団体上層部にも似ている。

私は占い師ではないけれど、失礼ながらその無能さが人相に出ている。日本の組織の上層部は、莫迦が多いようである。「バカが多くて疲れません?」というお蔵入りになったCMが今となっては懐かしい。