遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

団塊おじ様族から元気印女子へバトン

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 昨日は、マイホーム建築のため、住宅関連業者のショールームを一日中訪問。

 床材会社2社と、キッチン関係会社2社、うち3社で我々の相手をしてくれたのが、
 女性職員。

 「ご職業は?」と尋ねられ、
 「はい、建築関係です。」と答える女性が多くなってきたのだろうなと思う。

 この半年間に、住宅関連業者に随分接してきた。

 不動産会社・業者、住宅メーカー、建築会社、住宅プロデュース会社、建築設計事務所
 住宅機器会社、建築資材会社等々。

 そんな男臭いイメージの職場で、女性陣がイキイキとしかも大勢仕事をしている。

 昨日お相手をしてくれた女性も、いい仕事振りであった。

 床材輸入業者のAさん。
 大理石の床に対する私の不安に、真っ向から回答をしてくれた。

 「そういう短所はあります。」
 包み隠さず、リスクを説明する。

 「自然界のものを、そのまま切り出してきたものだから、
 長所も短所も両方抱き合わせて、お付き合いできるか否かの選択なんだ。」
 と、Aさんの説明で納得した。

 当然のことを当然のごとく情報を開示する。
 できそうでできない。


 キッチン周り関係会社のBさん。
 自分たちの商品に非常に精通している。

 建築家の質問・注文に、淀みなく的確に応えられる。
 出来ないことは「調整してみます」などとごまかさず、
 はっきりした説明付で「NO」と言える人だった。

 経験を積んだ裏付けのある「ノー」でないと説得できない。

 できそうでできない。
 キッチンよりBさんの仕事振りを見ている方が面白かった。


 建築に限らず全ての業種で、少しずつではあるが女性がチャンスを与えられ、
 あるいは、「場」を奪い取って、確り仕事をしている。
 この国の将来にとって、徐々に好ましい状況に近づきつつある。

 団塊世代のおじ様たち、長きに渡り大変お疲れさま。
 あとは、元気印の女子がいますからご安心くだされ。

 以上、現場からお送りした。