遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

藁にもすがる?国葬、欠席いたします

幻冬舎見城徹国葬に欠席するそうです。

この人、生前の安倍とお友達だと思ったけど、亡くなればご無用なのでしょうか。

それとも、国葬反対派が圧倒的に多いので、今後の幻冬舎の本の売れ行きに各影響が出ないようにと、欠席を公にしたのでしょうか。

あるいは、本当は安倍なんか大っ嫌いだったのかもしれません。

あの詩織さん事件の山口敬之が書いた安倍のゴミ&ヨイショ本「総理」は幻冬舎から発行されていることを想えば隔世の感があります。

でも国葬に出た後、世間から白い目で見られるのにオレ耐えられない、となれば欠席でいいではないですかね。

一方、百田尚樹は、《 “国葬”案内状をSNS公開し…欠席表明することへ持論「社会人として恥ずかしい行為》とおっしゃっておられるそうですが、今後見城徹さまの出版社からは新しい本は出されない方が良さそうでございます。

いま百田は橋下徹を扱った本を書いているらしいのですが、KADOKAWAあたりから出るのでしょうかね。ゴミがゴミを扱った本は、売れそうですね。

ところで、あまりのも出席者が少なくて、出欠の締め切りを後ろ倒しにしたり、手当たり次第に招待状を送って「藁にもすがる」国葬になっているようなのですが、百田藁には招待状が来たのでしょうか。

また、辛坊治郎が、《国葬招待状届かず激怒「安倍さんが生きていたら絶対来てる」》と宣うたそうですが、お前はいったい誰なんだ?と私は聞きたい。

安倍が生きていたらって、安倍の国葬なのに、お前はいったい何なんだ?それがどうかしたか?って話です。ヨットで遭難したんですかそうですか...

国葬欠席表明をした立派な知事は玉城デニー知事と静岡の川勝知事だそうですが、さすがはですね。辺野古の海を守り、リニア新幹線から静岡の水源を守ろうとしてる立派な方々です。繰り返しになりますが、さすがです。

立憲民主党は、洞ヶ峠を決め込んでいたせいか、国葬に出席するのかどうかの党としての立場を示すのが遅かったのですが、どうやら党としては欠席するところに落ち着いたようです。立憲民主の諸君もこれで安心して欠席できます。「出席」と返事してても欠席でいいからね…。

ところが、連合の芳野会長が国葬に出席なさるそうで、何もなくても国家権力に対して無能だと白い目で見られていたお方が、これでまた信用を無くしてしまいそうですね。

勝共連合が育ての親のようなところのある芳野会長ですから、仕方のないところかもしれませんが、彼女が連合の会長だというところが著しく問題のあるところで、「ガラスの天井は自分で割ったのか?誰か止めてやれ、傘下の労働組合は何やってんだ」という市民の声が止みません。

ということで、イギリスの国を挙げての厳かな国葬と比べると、まことにお粗末な日本の国葬ということで、偶然のなせる業とはいえ国の格差に愕然としているきょうこの頃でございます。

東京五輪疑獄は留まるところを知らず、大阪万博に飛び火することを恐れています

今朝の新聞各社の朝刊は、「東京地検特捜部 KADOKAWA角川歴彦会長(79)を贈賄容疑で逮捕」記事が一面を占めたようでした。

五輪にたかるハエのような企業が、高橋治之五輪理事に袖の下を渡して五輪特需のおこぼれをちょうだいするという分かりやすい構図で、そんなこと経営者でなくても誰でも考え付くことですが、続く不況で会社経営がにっちもさっちもいかなくなってきたことの表れでしょうか。

角川歴彦(つぐひこ)は、兄春樹と喧嘩別れして角川書店角川映画も?)を引き継いだお方くらいの認識しかなかったのですが、その認識もおぼつかないものです。今回の逮捕で久しぶりに彼の風貌を認知しましたが、姉の辺見じゅんによく似たお方だったかというくらいの感慨しかわいてきません。

それにしても、KADOKAWAの夏野社長や、今回逮捕された二人の役員たちの外見を見ただけの思いで言うと、彼らは学生サークルの乗りで会社経営をやっているんじゃないかという勝手な想像がはたらきます。社長は逮捕されていませんが、悪いことをしたとか逮捕されたからという先入観がそう思わせるのかもしれません。

しかし、本は売れないし映画はサブスクに押し倒されるし、アナログ主体の出版社なら確かに厳しくて大変な経営を強いられているでしょうね。だからこそ、高橋治之に6900万円渡せば当座の利益が賄えるとなれば、贈賄は安易な選択的投資です。しかも高橋は、安倍や森喜朗の腰ぎんちゃくだから絶対に逮捕されない重要かつ安全な人物のようだから、安い買い物だと闇の経営会議では30分で結論が出るような案件だったのかもしれません。

ところで、高橋治之の弟はあの長銀を潰した男と呼ばれた高橋治則だったことを治之が逮捕された後に知りました。こちらは、角川兄弟とは違って仲の良い兄弟だったようです。

兄よりずっと早くにビッグで有名だった弟治則ですが、59歳で急死しています。目立たずおいしい仕事を着々と続けていれば、兄のように長生きできたのかもしれませんね。

それにしても兄の治之は、安倍晋三という後ろ盾をなくしたので逮捕されたのでしょうか。そうだとしたら、それはそれでいろいろ困ったシステムですが、高橋が逮捕されて芋づる式に東京五輪特需にたかってきた悪徳代官のような企業や関係者が今後も表に出てくることはなかなか痛快でもあります。

NHKのドキュメンタリーで「五輪反対デモに金で雇われて参加した」というテロップとある男性をシンクロさせて出演させていた問題で、BPOは「事実と違うことをテロップで流した」としてレッドカードを挙げましたが、「私たちは裏金を渡して五輪のスポンサーになった」というスキャンダルが闇に葬られることなく表に出てきたことは喜ばしい限りです。

ということで、巨額の税金をどぶに捨てる形になった(どこかの企業の内部留保や闇商人の懐に消えた)東京五輪ですが、2025年の大阪万博はそんなことがないようにお願いしたいものです。今回、五輪贈賄疑惑で家宅捜索を受けた電通と深い関係になる広告代理店「大広」は大阪が地盤ですから、大阪万博からもぷんぷん腐臭が漂ってきます

大きな疑獄と失望をもたらす前に、大阪万博は開催中止の方向で世論が盛り上がることを期待しています。

 

藤井竜王と渡辺名人の高性能PC/AMDのCPU「RYZEN」搭載

上は、藤井聡太五冠が契約したAMDAdvanced Micro Devices, Inc.アメリカの半導体企業)の広告画像です。

これについて日本将棋連盟は、
日本将棋連盟所属の藤井聡太竜王(王位・叡王・王将・棋聖)は、日本AMD(米国本社:米カルフォルニアサンタクララ、会長兼CEO:リサ・スー)と2022年9月から広告契約を結ぶこととなりました。》と短い告知を出しています。
https://www.shogi.or.jp/news/2022/09/post_2167.html

 

藤井がはじめてタイトルを取った2年前に、「世界でいちばん会いたい人」ってどなたなんでしょうか?という記者の質問に

《「あ、ハイ…。(米国の半導体メーカー)AMDのCEOでいらっしゃるリサ・スーさんに…。2、3年前に自分がAMDの『RYZEN』(CPU=コンピュータの頭脳部)を使っていることに対してのツイートをしていただいて、かなりうれしかったので。一度はお会いしたいなあと思っています」》と答えたこともあったのか、まだ会ったこともない藤井聡太とリサ・スーは相思相愛の関係になっていたようです。

藤井聡太は自作のPCで、AMDのCPUを活用しているようです。そのCPUのお値段が50万円もするとして数年前に話題になりましたが、彼の自作PCは、50万円のCPUを含めて部品代で80万円くらいしたそうです。ただ、自分で組み立てたので、費用は部品代だけで済んだようです。

藤井の使っているCPUはライゼンの高性能(Ryzen Threadripper 3990X)なものだそうで、彼はPCを組み立てるのは楽しい趣味のようなもので、それを仕事(将棋の研究)に役立てていることも素晴らしくて、80万円の価値はあろうかというものです。

この藤井仕様と同等のPCを組み上げたものを購入すれば130万円くらいするそうで(渡辺明名人談)、私のライゼンの廉価版が入っているノートPCが20台も買えるお値段になります。

こんな高額の130万円のPC。一般人の私には必要ないものですが、今後将棋界で長く生きていくつもりの将棋棋士ならこれくらいの投資はすべきだと思います。「宅配便をするために新車の軽ワゴンを買う」とか「ゴルフのプロになるためにクラブを特注でそろえる」と同等のことではないでしょうか。

いまや将棋や囲碁の世界では、AIを使って研究をしている人が間違いなく強くて、とりわけ中盤までの深い研究にAIが必要とされるという事実は覆しようがないようです。

もともと才能のある天才たちでさえも、AIによる研究と日常生活の節制という努力をして才能をキープしているのです。

ちなみに私もダウンロードしている将棋AIは、もっとも実力と信頼性のある「水匠」という将棋ソフトで、無償で提供してくださる奇特なお方がいてプロも愛用しているようです。

渡辺名人(画面右)のPCのスペック等。左は「水匠」開発者の杉村達也弁護士。

ということで、日本将棋連盟様におかれましては、まもなく完成する東京と高槻の新将棋会館には、奨励会の若者たち専用の高性能のPCをそれぞれ少なくとも10台くらい配備して、将棋界の底上げのための環境を作っていただきたくお願い申し上げます。

 


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