遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

アフリカン・ランプアイの想い出

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 今日は、ランダムブログで見つけた、アクアリウム(水生生物を飼育する水槽)の達人のブログに長時間癒されていた。 http://blogs.yahoo.co.jp/aqua90fadeaway  (画像は別のネットショップより)

 この達人のアクアリウムは、水草がメイン。
 普通、アクアリウムというと、水草が主役で、魚やエビは脇役である。

 実は私も、15年ほど熱帯魚を飼育していた。

 水中植物は上手く育たなかったので、もっぱら熱帯魚を育てていた。

 ただし、現在は中断中。
 我が家の建替えを計画していたので、何年も前から、新規購入をストップして、自然に縮小していき、1年位前に最後の1匹の命を看取り、今日に至った。

 自宅を建替えて、仮住まいにしばらく暮らす計画だったので、縮小したのだ。
 結局、建替えをせずに引っ越すことになったのだから、継続していてもよかったのかもしれない。

 はじめた時は、いきなり60センチの水槽とそのセットを19,800円で買い、手探りでの飼育となった。

 私の好きな種類はカラシン系の魚である。
 名前の後ろが「テトラ」と呼ばれる、細身の小型の魚で、原産は南米である。
 一番お馴染みなのは「ネオン・テトラ」であろうか。

 びらびら着物をまとったような魚や、でかい奴はいやである。
 ピラニアはカラシン系だけど、いやな方に属するし、噛み付かれたらいやでははすまないし。

 そのカラシンを数種類を群生させるのが夢だったので、○○テトラと呼ばれるような数種類を、初心の頃から数十匹飼育していた。

 値段が安い=飼育しやすい=長く楽しめるという法則があるので、初心者には打ってつけのカラシン飼育でもあった。


 画像の熱帯魚は、アフリカン・ランプアイ。
 文字通り、アフリカ原産の目がブルーに光るチャーミングな小柄な魚であり、値段も手ごろで飼育もそんなに難しくない。

 しかしあるとき、全滅させてしまったことがある。
 安物のサーモスタットだったので、何かの拍子に温度設定つまみが回転してしまい、仕事から帰ってくると水温が40度近くになってしまっていた。

 生き残ったのは、ラミーノーズ・テトラ数匹だけであった。(心底反省している、合掌。)

 このような、高水温の失敗は2度あった。低水温(気がつけば20度)の失敗もあったが、魚たちは風邪をひいた程度で、事なきを得たのであった。

 犬と違って、毎日の散歩は要らないし、食餌も、2~3日忘れていても大丈夫だし、水質管理もよほどひどい状態が長く続かなければ、そんなに神経質にならなくても大丈夫である。

 もっとも、カビがビッシリ生えたり、水が濁っていて無神経になれるかは、個人差があるのではあるが。

 とにかく、魚たちが群れになって泳いでいる美しい姿を我が家で観られるのが、なんとも贅沢。
 南米やアフリカや東南アジアの魚が、いっしょにそこで泳いでいるのだ。 
 うちは、食卓の真横にセットして眺めていた。


 今日、達人のアクアリウムを見ていて、一旦挫折した「水草が主役」の水槽をつくってみたくなった。
 ただ、魚より飼育の手間がかかりそうな気がするが、ネットにはその道の達人たちが情報を開示してくれているので、何とかなりそうな気もする。

 引っ越したあと、もう一度自分に問いただしてみよう。