上野千鶴子(東大名誉教授)が東大の入学式で述べた祝辞。その内容について、私のツイッター界隈では賛同派が多数を占めていているが、いろいろ論議になったりもしていて、どちらにしろ上野千鶴子は善い来賓だった。
東大に入学した聡明な多くの女子が、「日本復興」のエネルギーを担ってほしいものだ。
一方、日本の外務省側は河野太郎をはじめすべて男。どぶねずみルック集団で、日本のために一生懸命仕事をしているようには見えない。末は、事務次官か局長かどこかの国で大使になるために、上しか見ないヒラメ官僚に徹している、のかもしれない。
EUからの出席者は、このおっさんたちを見て「日本の半分は女性だっていうことが信じられない!」と思っているのではないだろうか。
現代の日本中のありとあらゆる会議の、どこをどう切り取っても、ほぼ男がすべてを占めている。国会の本会議など、まだ女性が多い方だ。
外務省のアップしたこの会議画像が、「復興」前の今の日本を物語っている。
「あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください。そして強がらず、自分の弱さを認め、支え合って生きてください」
上野千鶴子が東大で新入生に語り掛けたこの言葉を、今、すべての官僚に伝えたい。