また政府のウソ答弁がバレた。
外国人実習生7割、最低賃金下回る 国の調査を野党分析
これ、母数が2870人なので、67.6%が最賃以下だったのだ。
この技能実習生から回収した法務省調査の個別票は、「コピーや写真撮影をしないなら、国会議員だけに見せてやる、秘書はダメ」という条件を泣く泣く飲んだ弱者集団の野党議員は、手分けして手書きですべて書き写したのち分析をしたのだった。
しかし、コピー機でコピーするのは禁止。
国会議員が手書きで写す。
写経をしている心境。
バカにするな!
■尾辻かな子 @otsujikanako
今日は失踪技能実習生の聴取票の書き写し。なぜか今日は各党5人まで書き写しが可能になった。1時間で10数枚。2870人分の書き写しが終わるのはいつになるのか。国会の附帯決議によって実施された調査がなぜ複写不可なのか。そんな間にも審議が進められている。こんな状態で明日の採決など認められない。
政府が言うように「最賃以下だった」にチェック印をつけた実習生は22人だったが、実際の給与から野党が分析すれば、最賃以下は1939人だったというわけだ。
「最低賃金」の概念もわからない実習生に「最低賃金以上だった?以下だった?」と訊いても正答できないことが、賢い役人たちにはわからないようだ。もしくは、最賃以下だと何か問題があるということくらいはわかっていて、分析もしないで、改ざん答弁をしていたんだ。
また、《「過労死ライン」とされる月80時間以上の時間外労働をしていた実習生が全体の1割、292人いた。失踪の理由は、指導が厳しい(181人)、暴力(139人)、強制帰国(81人)など。セクハラ(4人)、妊娠(1人)もあった。》
21世紀の美しい国に来た実習生が、暴力を受けセクハラを受け、妊娠までさせられている。
これは、東南アジアから安い奴隷を買ってくる法案だと言っても良い。これの黒幕は財界かもしれないが、そう多くはないと思う。
「いくらなんでもこの改正は無理がある!」と、政財界からの救世主が現れるのを期待する今日この頃である。