Twitterに「小西議員グッジョブ!」とあってよく見たら、政権擁護アカウントの「Dappi」が身バレしたという。
このDappiというアカウントはSNS界隈では有名で、徹底的に安倍政権や菅政権の擁護に奔走し、野党の動向や支持者については叩きまくっていた。
このアカウントの活動時間が、平日9時-5時、土日祝日休みのどこかの雇用者の業務のようだと話題になっていて、しかも、国会議員や官僚でなくてはその時刻には貼り付けることができない資料をTwitterに添付していて、「Dappiの正体は官僚か?」と推理するつぶやきも目にしたことがある。
で、繰り返しになるが、小西議員のグッジョブとは、Dappiの発信者情報をプロバイダに開示させたというもの。
身に覚えのない名誉棄損ツイートで、小西議員はDappiに損害賠償訴訟をするために、発信者の情報開示を求めていたところ、このたびそれが明らかになったという。そのTwitterが以下のもの。(10月6日付)
◆小西ひろゆき (参議院議員)@konishihiroyuki
TwitterアカウントDappi(@dappi2019)の名誉毀損のツイートについて、東京地方裁判所の発信者情報開示を認める判決を受けて、プロバイダから発信者情報(法人名、所在地 等)が開示されました。
本日、発信者に対し、損害賠償等を求める訴訟を東京地方裁判所に提起いたしました。
発信者情報に法人名・住所・所在地とあるのがなかなか痛快なのである。これは個人ではなく、団体名のある組織ぐるみでこのアカウントを運営していたということなのか。
サラリーマン的個人アカウントではなく、法人アカウントだったということで、SNSでは「やっぱり」「うすうす感じていた」と騒ぎの真っ最中である。
この法人の運営のために、どこから金が出ているのかというのも注目の的で、まさか自民党?まさか官房機密費?とかまびすしい。私は2日前に官房機密費の記事を書いたばかりだが、SNSの探偵諸君の推理はなかなかいいところをついていると思われる。
岸田政権誕生後、Dappiのつぶやきはなくなったようで、安倍菅政権が終わったからか、身バレしたから活動休止になったのか。いろいろ楽しい展開になって来たようだ。
いまひとり「黒瀬深」というアカウントも、米山隆一元新潟県知事により名誉棄損ツイートによる損害賠償請求で訴えられているところ。
こちらは、超高級タワマンに住む個人のアカウントらしいが(どうもタワマンにすら住んでいない人物で、高層階に住めばネトウヨの支持を得られるとでも思っていたのだろうか)、実名で裁判で争われることになったようでこちらからも目が離せない。
以下Dappiの身バレに関するTwitter
◆Ikuo Gonoï @gonoi
ツイッター上での悪質な右派プロパガンダアカウントDappi(@dappi2019)、やはり「法人」だったのですね。小西議員、これ以上かれらの好き勝手にさせず、全貌を暴いて下さい。期待しています。
◆毛ば部とる子 @kaori_sakai
Dappi の正体は法人。
平日夕方までの営業で週休2日制だったことや、国会審議の内容に関する議事録を国会中継と同タイミングでアップするなど、多くの人がすでにうすうす分かっていたことだが。
次のステップは、法人運営の資金がどこから出ていたのか、です。
◆大神ひろし @ppsh41_1945
散々野党をデマで貶めていたDappiが小西ひろゆき議員の開示請求によって法人と判明したけど、Dappiって国会議員にしか渡されない資料を普通にアップしてたんだよね。
自民党が金や資料を出して法人と契約して、野党をデマで貶めていたなら大問題。
◆デュシス@animaheroine
Dappiは法人だったと
収益化できないTwitterでDappiは何で利益を上げていたのか
13億円も使われた官房機密費
選挙も近いと言うのに菅退陣後ピタリと止まったツイート
Dappiの正体は?Dappiの出資者は?
これほど闇の深いアカウントはそうそうないだろう
◆あべのっち@abenotti_gold
大阪市廃止構想(大阪都構想)に加担したDappi、許さんよ。