その流れで、卓球男子団体の決勝戦をライブで見ていて、水谷がシングルスで勝利して、続くダブルスで第1ゲームを取ったところでひょっとしたら金メダルが取れるかなと思って見ていたら、その後中国に逆転されてしまった。結局、銀メダルにとどまった。
しかし、卓球は男子も女子も良い試合の連続でとても素晴らしかった。すいすい勝ってくれたら、視聴者や観客の体の負担がもっと少なくて済んだのだが、でもよくやりました。女子3人も男子3人も、随所にいいプレーが出ていて素晴らしいパフォーマンスだった。とりわけ水谷隼は、個人としては初めてのメダリストで、中国選手にも肉薄していた。
水谷は、ラケットのラバーに違法な補助剤(「ブースター」)を塗っている選手たちが多くいることに抗議して、一時国際試合をボイコットしたことがある。その「道具のドーピング」はまだ解決されないまま今日に及んでいるようだ。
総ての競技でフェアプレーに徹していて、ドーピングもおこなっていない日本の選手たち。ただ鍛えただけの身体ひとつで全力を尽くしている、総ての日本選手に拍手を送りたい。
ずるいことをしないことが日本の美しさだと、再認識したい。