安倍政権をならず者のような権力者と言わんばかりの怒りようで、政権の乱暴狼藉ぶりをNHKの生放送で発信していた。余りにも的を射た発言だったのか、自民党の出席者鶴保庸介から睨まれていた。鶴保といえば、東大法学部出身で、元は小沢一郎の秘書だ。太郎ちゃんは、今や小沢一郎に最も近い人物だが、鶴保と太郎ちゃん、この二人のどちらが真っ当な政治家か、NHKの生放送はよく伝えていた。
また、「サンデーモーニング」では、おばちゃん党の谷口真由美が実に真っ当なことを分かりやすい言葉で吠えていた。
関西育ちの、同じ41歳の山本太郎と谷口真由美。同じ関西でも、たとえば「おおさか維新」の感性とは真反対や、えらい違いや。もっともっと、分かりやすい言葉で庶民の代弁者になっていただきたい。あるいは、わかりやすい政治のための「指導者」とか「指南役」と呼んでもいいかも、ありがたやありがたや。
一番しっくりくる言葉が、詐欺、または嘘つきという言葉。
さんざん煽っていたアベノミクスの失敗がはっきりした。政府の能力の低さを、苦渋の決断だとか総理の英断とすり替えるのはやめて頂きたい。
日頃から組織票や企業献金でお世話になっている大企業へのご恩返しの大減税。税収不足はこの2年間で過去最高。バブル時より儲けている企業から全うな納税をして頂くべき。
アベノミクスのエンジンを最大限にふかすという表現自体、総理自身、失速を認めている。能力に合わない出力での空ぶかしはやめて頂きたい。国が壊れてしまいます。
JRがリニアをやるところに、30兆円を5年間突っ込むというお金の廻し方はありえない。30兆円あればこの国の貧困は全て解決できる。
これまでと異なる「新しい判断で」という言葉が生まれた時点で、この先もアベノミクスが死んでいないことを証明する為に共有財産が食い潰される可能性がある。
【谷口真由美発言アットサンデーモーニング】
消費税の増税分が社会保障費を上げると言うなら、なぜ保育の話があそこで止まったのか。アベノミクスの果実からでなく、増税分でやるんじゃないの?と。これがまかり通るなら、大人は何の責任も果たさなくていいんだなと思う。
「新しい判断」で済まされるのなら、こんなに簡単なことはない。新しい判断に至った経緯や、前の判断が間違いだったことの説明責任が政治家にはあるはず。公約として掲げられた以上、投票者には何だったという気持ちがあるはず。