奈良は春日大社の「万葉植物園」を訪れました。
いちばん多く詠まれているのが「萩」、次が「梅」のようですが、万葉植物園には古代からのわが国固有のさまざまな植物が、所狭しと植えられています。
いまは藤の花が満開で、ここには約20種類の藤が育っているということでした。(画像は、それぞれ種類が違うものを掲載しました。)
万葉集では、「藤波」と読まれることが一般的のようです。
藤波の 花は盛りに なりにけり 平城の京を 思ほすや君
大伴四綱
藤波というのは苗字を連想しますが、そういえば、「藤」のつく苗字がおそらく一番多いと思われます。
佐藤、伊藤、後藤、遠藤、近藤、江藤、藤原、藤田、藤村、藤崎、藤長、藤木、藤本などなど、こちらも藤が満開であります。