遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

あの戦争を生き残った私からあなたへ

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去年の夏、高橋源一郎が書いたポリタスの戦後70年特集原稿「死者と生きる未来」 
を親友に紹介したら、「読んで涙が出た」と言ってくれた。私には何よりのうれしい言葉だった。

そして、大みそか。ポリタスに更新された太平洋戦争元BC級戦犯で、現在92歳の飯田進氏の文章「あの戦争を生き残った私からあなたへ」が、私の2015年最後の読み物になった。http://politas.jp/features/8/article/475

年の終わりから新年にかけての時期にふさわしい、多くの読者に勇気と希望を繋げる一文だった。

読むきっかけになった津田大介ツイッターでの紹介文
津田大介 @tsuda  
【ポリタス更新】元BC級戦犯ニューギニア戦線を生き残った飯田進さんのスピーチ原稿です。日本兵としての戦争体験から学んだこと、若い人に伝えたいことは何か。じっくり耳を傾けてください。 
あの戦争を生き残った私からあなたへ(飯田進)|ポリタス 戦後70年――私からあなたへ、これからの日本へ ...

戦争体験は、なかなか語れないものだということを、最近認識した。とてつもなく嫌な思い出は、思い出したくないのだそうだ。そりゃそうかもしれない。
貴重な戦争体験を語ることは、この国の浄化運動のひとつだと思う。身近な人にだけでもいい、訥々とでもいい、ぜひ戦争体験を伝えていただきたいと願わずにはいられない。

◆飯田氏の原稿の読後の私のツイート
私も十分に年を取ったが、戦争は知らない。飯田さんのこの思いをしかと受け止め余生に生かしたい。

◆他の方のツイッター

◇Chie @Chie_108
あらゆる点で力強い文章。文末に向かってクレッシェンド。幾多の否定材料にもかかわらず、人が出来る事への信念の強さに感動する。

咲帆 @FujimotoSakiho
2015最後にこの記事を読めたおかげで、モチベーション上がったまま新年を迎えられそう

yuriko8171 @yuriko8171 
こういう声を聞く機会はこの先どんどん減っていく。私たちの次の世代には、どうやって伝えたらいいんだろう。

菜雪 @nasetsu  
「大東和戦争の意義を信じて戦場でやってきたことを、すべて否定せずにはいられなかった」戦争を美化してる人にこそ読んで欲しいけど、読むかなあ。文字の大きさやフォントも印象的。

Miko Yoshimura @minekoyoshimura  
涙が止まらない

Sugano Yoshihisa(E) @koshian  
92歳の元BC級戦犯が語る戦争と戦後。戦後70年を締めくくる今日、読めてよかった。生き残ってくださいまして本当にありがとうございます。

ブルボンヌ @bourbonne_campy  
今年最後の日に、染み入る言葉。

寒川 淳次郎 @junziro  
ドキュメンタリー映画「昭和八十四年」で題材になっていた、飯田進さん。戦中戦後問わずの生き証人。だからこそその言葉には重みがある。

かっこわるい生活 @1979chaska  
年の瀬にいい文章に出合えた。インタビューしたことはあるが、やはり戦争を生きた人の言葉の重さは違う。学び、考え、生きなければ。

Fレド猫 @ledneko 
涙が出た。
泣くのも笑うのも体力奪われるんだから、どうせなら優しい感情がいい。

杉山敦 @tuktukcafe  
2015年は国会前に何度も行き、映画『野火』を観て、水木しげるの本を読んだ。それぞれのことが今、つながってる気がする。1年の最後にこの文章を読めてよかった。

サー伯爵 @fuukitomy  
生き続けるということは、分厚い壁の中で自問自答をいくらでも繰り返しながら学ぶ、ということだと思う。

原口 一博 @kharaguchi 
ぜひ引き継ぎたい思いです。「柔和なる人に世界を引き継ぐ」ためにも私たちはまず知ろうと思います。

hiroshiSD @hiroshiSD  
熱帯ではバナナとか適当に生えているってのは思い込みなんだなあと 。補給を軽んじていた人たちも同じ誤解をしてたのではないか?

駒崎弘樹:Hiroki Komazaki @Hiroki_Komazaki  
なんという密度の言葉だろう。BC級戦犯の方のスピーチ。

かっこわるい生活 @1979chaska  
年の瀬にいい文章に出合えた。インタビューしたことはあるが、やはり戦争を生きた人の言葉の重さは違う。
学び、考え、生きなければ。

のばちゃん @kurokosyougoma  
人として高潔。そして、思いをまっすぐに深く受け止めるという事の素晴らしさ。

みちる@ANTIFA @blizkreigbop  
朝からボロ泣きしてしまった。私はもう若くないけれど、この飯田氏のような人生を辿ってきた方からの最後の数行は痛いほど胸に刺さる。