遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

戦争法案の反対運動は今からだ!

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17日は、朝からNHKで参議院安保法制の特別委員会をウォッチ。

結局、戦争法案は委員会で強行採決されたが、採決はラグビーのボールの奪い合いみたいなもので、とても採決とは呼べない醜いしろもの。野党は採決を力づくで阻止しようとしていないのに、委員でもない自民党の議員がなだれ込んできて、委員長を取り囲んでスクラムを組んだ。こういった時のためだけに役に立つマッチョなピーマン議員がスクラムを組んでいた。

これが民主主義国家の国会かと、情けなくて涙が出てくる(出てないけど)。

今後は、盛り上がった市民運動が下火にならないことを祈る。そのための方策を誰かが考えて、継続的な運動に移してほしい。それから、この戦争法案が無効になるような訴訟を誰かに起こしてもらいたい。

知識人や学者や学生や一般市民が、そろって怒りの矛先を安倍政権に向けたことに、我が国の連帯があった。その連帯はいま始まったばかりである。それは、国会の力関係とは全く無関係に存在している。戦争法案に反対だという国民の意思と国会の数の勢力にはすでに「ねじれ」ができている。

その「ねじれ」に気づいているのに、安倍に背を向けられない与党議員(一部野党を寝返ったピーマン3党)に、存在意義は全くない。次の選挙で当選させてはいけない。

何とか来年7月の参議院選挙まで、この国民の怒りのテンションが緩まないことを願ってやまない。総選挙はそれ以降になるだろうから、まず来年の参議院選挙に野党が勝利し過半数を占め、衆参の「ねじれ」国会を作ることが肝要だ。

まだまだ民主主義の崩壊は始まったばかりだ、完全に崩壊するまで国民は戦うぞ!われわれをなめたらいかんぜよ!