遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

スコットランドに乾杯

NHKの朝の連ドラ「マッサン」が29日の月曜から始まるようだ。主人公マッサンのモデルは、ニッカウィスキー創業者の竹鶴政孝だという。竹鶴がスコットランドにウィスキー製造をマスターするために海を渡ったのは1918年(大正7年)。
竹鶴は帰国後、サントリーに招かれて、京都は山崎工場で国産初のウィスキーを作りはじめる。日本のウィスキー作りの原点がそこにあるという。「マッサン」の物語、少し楽しみにしている。

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さて、5年前にまとめ買いしたわが家のスコッチウィスキーが底をついたので、このたび5本をネットで購入した。5本で、2年くらいは持つかな。
スコットランドの「スペイサイド(ザ・グレンリベット、グレンフィディック)」「アイラ島ラフロイグボウモア)」「スカイ島(タリスカー)」という地方の蒸留所のシングルモルトを買い求めた。

お値段は5本合計で14000円くらい、1本平均3000円を切る。40年前なら、ジョニーウォーカー黒ラベルは1本10000円もした。

アイラ島ラフロイグボウモアという2つのシングルモルトは初めての体験。さっそくラフロイグの栓を開けたが、海藻やコケが含まれているピート(泥炭)でスモークされた原酒の香りが、独特のヨード臭として残っている。この香りはとても個性的で魅力的である。

スコットランドの独立にかかる国民投票は終わったばかりだが、投票結果については興味津々で眺めていた。結果については、投票率が十分に高かった上での結果だったので、それでよかったのではないかと思う。良質なスコッチウィスキーを作り続けて外貨を稼いで、今回の投票で政府から取り付けた譲歩や約束が守られ、スコットランドが幸せな土地になればそれでいいと思うのである。

乾杯 ~お酒は二十歳を過ぎてから~