ウィーンで小澤自身の口から、来し方をたっぷり語ってくれた、
彼のキャリアは伝統となって、100年後にまで息づいてくれることだろう。
さて、画像はドイツの洞穴で発見された約3万5000年前の、
ハゲワシの骨製の笛(左、長さ21.8センチ)と
マンモスの牙製の女性像(右、高さ6センチ)。
左、はっきりとしたフォルムが、笛以外の何物でもない、
シンプルで機能的なものは、3万5000年経っても美しい。
ハゲワシの骨製だとは、
まるで天空からの贈り物のようである。
右、女性像は、埴輪の如くグラマラスで、
マンモスの牙から掘り起こしたとは、
まるで大地からの贈り物のようである。
遥か古代から、音楽と女性は平和の象徴だったのだ、
3万5000年前の息吹、
感無量。