遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

「ちりとてちん」「ふるさと」「かぐや」

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朝の連続ドラマ「ちりとてちん



故郷の福井を出て大阪に向かう主人公貫地谷しほり

その大阪行きの列車の窓から見える故郷は小浜の海岸。


その浜辺で開かれているのど自慢大会で、

母親役の和久井映見が娘に餞(はなむけ)で歌うは、

五木ひろしの1973年のヒット曲「ふるさと」(作詞:山口洋子、作曲平尾昌晃)。


♪祭りも近いと 汽笛は呼ぶが~



20歳のころの私は、バイト先のレコード店で、

ウンザリするほど何回もこの曲を聴いていた。

五木ひろしにもこの曲にも何の思い入れもなかった。


ところが「ちりとてちん」の主人公の旅立ちのシーンで

若い母親が歌う「ふるさと」に涙腺が緩んでしまった。


五木ひろしのコブシの効いた節回しを模倣しつつ、

娘の列車が脇を通り抜けるあいだ中、

熱唱し続けるのである。


本家の五木より感動する。


オッサンの乗り物ホンダカブを少し改造して若い女子が乗ると、

妙にオシャレに見えるのと似た感じか。


土曜日にチラッと見るくらいだから偉そうなことは言えないが、

相変わらず善人ばかり出てきて、演出も少しクサくて平和な朝ドラ。


それはともかく、和久井の「ふるさと」熱唱シーンはよかった。



ご存知の方はご一緒に、セェーノ

♪ あゝ誰にも 


さぁ ご一緒に セェーノ


♪ あゝ誰にも 故郷がある 故郷がある




地球は私達の、たいせつな故郷である。(画像は月から見た地球 byかぐや)