わが愛車、走行距離は10万キロを優に超え、
登録後10年となる、ゴルフワゴン(2.0リッター)。
2年前から次のクルマは何にしようかと思案中。
でもって、今日、発売されたばかりの赤いゴルフGT TSIを試乗してきた。
以前試乗した、VWジェッタのパワーある走行には劣るが、
1.4リッターという小さいエンジン(税金も安い)にもかかわらず、
2つの加給器(ターボとスーパー・チャージャー)と
DSGという優れたトランスミッションのおかげで、
きびきび・スイスイ・ドーンと走る。
GTというネーミングが、私のようなおっさんには似合わないが、
スタイリングはおとなしいし、少しパワーのあるファミリーカーで通じる。
ただ、同じ性能装備の国産車と比べれば、80~100万円はお高いか。
これが最大の問題である。
あいにく道路は渋滞中で、動力性能は充分に発揮できなかったが、
通常に使用するモードで試乗できた。
ハンドルのところに付けられた、F1気分の変速パドルも何度か試してみた、
なめらかな変速機であり、私には必要充分であった(あまり多用しないだろうけど)。
エンジン音は格段に静かだし、少し車幅があるにもかかわらず取り回しは楽だし、
燃費はすこぶる良いようだし、今の愛車に比べると別次元のクルマである。
旧知のVWの担当クンが、偶然最寄のディーラーに来たこともあり、
何しろクルマ自体も気に入ったので、もうこれに決めた。
私が契約書にハンコを押すと、わが担当クン、
GTだけで、発売以来1月で3台売ったことになるようである。
■パワーも燃費も=ツインチャージャー 「ゴルフGT TSI」は、これまでのスポーティグレード「GT」(2リッター直噴エンジン) にかわるゴルフの新しいファミリー。最大の特徴は新型パワーユニット「TSIエンジン」にある。 排気量こそ0.6リッター減の1.4リッターながら、機械式のスーパーチャージャーとターボ チャージャーを組み合わせた“直噴ツインチャージャーエンジン”というユニークな手法を採り入れ ている。 その目的は高出力と低燃費という相反する要素の両立。燃費をよくするためには排気量を小さくし たいが、しかしパワーも捨てられない。そこでVWは、エンジン回転が低い段階で優位なスーパー チャージャーと、回転があがるにつれて力を発揮するターボを連携させることで、この問題を克服 しようとしたのだ。 結果TSIユニットは、170ps、24.5kgmと、「2.4リッターエンジンに匹敵する」 (VGJ)アウトプットを実現。 いっぽうで燃費は、14km/リッター(10・15モード)と「ゴルフシリーズ歴代最高」 (同)の数値を得た。 トランスミッションは自慢の6段「DSG」。FFの5ドアモデルとなる。