遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

維新の会の支持率が下がり続けお手上げ状態です。

日本維新の会は、衆院選の大阪選挙区の9区を除く全ての候補者を比例区の重複立候補を認めないことを示唆しました。

日本維新の会は、15日公示、27日投開票予定の衆院選について、大阪府内全19選挙区のうち、大阪9区を除く18選挙区で、比例代表との重複立候補を認めないと発表した。9区は8日に支部長を選任したばかりという事情を考慮した。他の都道府県では小選挙区比例代表との重複立候補を認める。「大阪では与党として政策を実現してきた。(大阪で)全勝を目指し、背水の陣で臨むことを有権者に示すためだ」と説明した。(毎日新聞より)》

こんな小細工をしても、維新の凋落は防ぎようがないし、そもそも馬場代表や藤田幹事長が落選しないとでも思っているのでしょうか。

「大阪では与党として政策を実現してきた」と言いますが戯言で、府民もそのアホな戯言に気付いていて、来たる総選挙にその結果が現れようとしています。

維新の政策の目玉だった「大阪都の実現」はどうなったのでしょうか?そのために住民投票を2度も実施したコストはどぶに捨てたことになっていますし、日本一高いコストにもかかわらず大阪の住民サービスは日本最低のレベルに低下しました。

万博やIR開催のための夢洲開発のための「兆単位」の費用は、大阪の経済効果を呼ぶどころか、未来への膨大なツケを遺してしまうことになりました(断言!)。

また、東京での維新の会の違法行為に対する指摘をした足立康史大阪9区を切り捨てたことは、最後の良心を切り捨てたことになってしまうことになりました。

大阪の小選挙区で現職の多くの維新の候補者が落選して、比例区の別の候補者が当選したとしたら、維新のお下劣度が増すだけの効果しかないと思われますがいかがでしょう。

それにしても、馬場や藤田が落選しても何の違和感もない政党ですから知ったことじゃないですけどね。それよりもウザいことが、維新の代わりに参政党が議席を伸ばしたらえらいこっちゃということくらいですかね。

話は少し逸れますが、先だってあの斎藤兵庫県知事が辞職(失職)しましたが、「斎藤知事は兵庫県議会を解散するのでは?」というのが大方の見方だったのですが、吉村大阪府知事など維新の会が動いて、斎藤が県議会を解散するのを阻止したようです。

2023年の兵庫県議選で維新の会は9議席(2019年当選者数)から21議席と大きく議席数を増やしましたので、その虎の子議員たちを守るために解散を避けたことは火を見るよりも明らかなことです。

斎藤元彦はちゃぶ台をひっくり返したかったと思いますが、消化不良のまま失職してしまいました。

もし兵庫県議選が実施されていたら、維新の会の凋落ぶりがはっきり目に見える形になったのですが、斎藤の周辺幹部や維新のクズ議員どもが議会や百条委員会でごねまくって時間を稼いだ結果、議会の解散は免れて総選挙には間に合った形となりました。

ということで、「うちらは大阪みたいなことにならんように」という思いから、賢明なる関西の有権者はもう維新を見限ったと思いますので、全国のみなさまにおかれましては維新の会には絶対投票しないようにご注意いただきたいと思います。