遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

石破の「防災省」案に乗り!防衛予算より防災予算でしょ!

9月22日、早朝の激しい雨で目が覚めました。私の自宅住周辺に河川や崖はありませんが、それでも恐怖感をおぼえるくらいの豪雨でした。早朝に目を覚ましても二度寝ができるのですが、さすがにその日は眠りにつけませんでした。

さいわい短時間で小降りになりましたが、70年の生涯で今ほど地球上の気候が不安定な時を知りません。

戦争を始めるのは私利私欲にまみれたチキンな指導者、いまで言うならネタニヤフやプーチン金正恩ですが、こういう指導者を外交交渉作戦などで何とかすれば戦争はかなりの確率で防げるのでしょう。

一方で、人類がむやみに消費した化石燃料などによる二酸化炭素による気候変動とそのための大規模自然災害は、ここ30年留まることを知らないことになっています。

戦争は防げても、自然災害は必ず起こります。

日本においては、台風、豪雨、暴風雨、地震、火山噴火などによる災害が必ずどこかで頻繁に発生することになっています。

先日は能登の記録的豪雨による水害被害が発生し死傷者が出ました。能登半島は今年1月の震災に続く大災害になってしまいました。

自民党総裁選に立候補している林芳正官房長官は、能登半島害など災害対応に専念するため、総裁選関連の日程参加を当面中止すると発表した場面もありました(21日)。

気象庁が午前に大雨特別警報を発表したことを受け、林氏は東京都内で予定していた総裁選関連の視察を取りやめ、首相官邸で対応に当たった。記者団に「緊張感を持って官房長官としての自らの職責を果たしたい」と語った。》

辞めることを決めた首相が外遊している最中なので仕方がないこととは言え、SNSでは林官房長官の対応を高く評価する意見が多く寄せられました。

また、総裁選の討論会で石破茂のこういった発言があったようで、Xでどなたかが以下のようにその内容をまとめてくださいました。
与党自民党は…
⚫︎能登半島地震の避難所の様子が101年前の関東大震災と同じだと知っている
⚫︎台湾で震災後3時間で避難所が出来たことを知っている
⚫︎被災者を励ますのは温かくて美味しい食事だと知っている
⚫︎台湾とイタリアが災害対応が素晴らしいと知っている

 

石破が批判したのは災害予防ではなく、もっと容易に手が打てる災害が起きた後の住民保護のことなのですが、自民党は災害が起きたらやるべきことを「知っている」のに、予算を付けずにいままで何もやってこなかったと批判したようです。

彼は、総裁選で防災省を創設することを公約としていますが、その方向性は正しいと思います。

必ず起きる災害にかかる被災者に対して、速やかに手厚く対策が打てるように国を挙げて考えていかなければならないことで、「戦争は起きなくても災害は起こる」というスタンスで予算配分をすべきだと思います。

まあ災害対策に限らず、国民生活にずっと後ろ向きだった自民党、とりわけ安倍政権以降はとてつもない無能で無責任な政権でしたから、自然災害と自民党による人災国家は、「自民党発」だったことは間違いのない事実でしょう。

この期に及んで、自民党総裁高市早苗小泉進次郎が選ばれると、日本はさらに今後30年は立ち直れないことになります。ネタニヤフやプーチン金正恩を頂きに置いた国と同じ運命をたどることになると思います。

ということで、9人による究極の選択ですが、自民党総裁には石破茂林芳正でいいのではないでしょうか。石破首相、林官房長官でもいいかと思いますが、いかがでありましょう。