全米女子オープンゴルフ2024で、笹生優花(22)と渋野日向子(25)がワンツーフィニッシュしました。アッパレ×3!!!
笹生は、2021年に次いで全米女子オープン2度目の優勝という快挙で、1回目はフィリピン国籍で、今回は日本国籍を取得後の優勝でした。
彼女は、フィリピン人の母親と日本人の父親のもとに生まれましたので、英語での優勝スピーチでは、前回の優勝は母への恩返し、今回の優勝は父への恩返しができましたと涙ながらに喜びを表していました。
彼女の涙のスピーチに感極まり、涙腺が緩み、うるうるしてしまいました。
笹生は、ドライバーショットの飛距離は国際規格ですが、グリーン周りのアプローチとパターの技術にも長けていて、パワーとテクニックを備えた総合力のある素晴らしい選手ですので、今後も活躍をしてくれるはずです。おめでとう!
一方、単独2位になったわが渋野日向子。
最近、活躍を聞かないし、彼女のYoutubeチャンネルも更新がないし、もうダメなのかなあと思ったのが週の初めだったのですが、奇しくもその週末に大活躍してくれました。
今週は、クラブのシャフトを少し軟らかいのに変えたのが功を奏したのか、かつての渋野に一気に戻れたようです。
渋野は笹生の一組後ろでラウンドをしていたのですが、前を行く笹生が事実上優勝を決めたパットを決めた際には、そのグリーン上に向かってバンザイと拍手をしていました。
あの性格の良さが彼女の真骨頂で、その姿を見た勝利の女神が2位の座を確保してくれたようです。
下世話な話になりますが、渋野は単独2位なったことで、日本円で2億円を超える賞金を手にしましたので、「チーム渋野」のアメリカでの活動費・滞在費は潤うことになりました。おめでとう!
渋野には来月の2024全英女子オープンでも、良い成績を残してほしいものです。ちなみに、渋野は全英は2019年優勝、2021年3位、全米女子プロが2020年4位、全米女子オープンが2024年2位と、大きい大会ではよい成績を残しています。
今回の全米女子では、他の日本選手も頑張りまして、参加者全21名のうち上位10位以内に入った(来年の同大会シード権を獲得)のは、6位タイの古江彩佳(24)、9位タイの武田麗央(21)と小岩井さくら(26)でした。
円安のうちに、海外のトーナメントで多くの外貨を獲得してみることも、若くて実力を備えた女子ゴルファーの戦略のひとつでしょう。
実力者が海外遠征すれば、日本に残っている選手たちの活躍の場が広がり、チャンスが新たに生じることになりますから、全体の底上げになって日本選手のレベルがますます上がっていくことにつながると思います。
ということで、日本の女子プロゴルファーの活躍を今後も期待します。渋野や笹生のように、清く正しく朗らかに明るく努力すれば、二人に追いつくことができると思います、みんなガンバレ!