遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

今の日本はロシアやイスラエルや北朝鮮と同じような国ですけど、何か質問はありますか?

政治資金規正法は、同じ穴のムジナ3兄弟(自民・公明・維新)の賛成多数で成立しそうで、相変わらず国会は機能不全のまま解散・総選挙を待っている状態です。

政治資金規正は今後さらに「10年間」無法地帯のまま報知されることになりそうです(ため息)。

先日の東京都港区長選でも、自公推薦の現職区長(71歳)が49歳の新人候補(清家愛)に敗れました。この結果の原因は、国政の自公政権の屋台骨が揺らぎ崩壊寸前であることと無関係でないことは、中学生でもわかることです。

そしてその屋台骨が崩壊した原因は、自民党の「裏金問題」です。

この裏金の額が表ざたになっているのはここ5年ほどの期間に過ぎません。裏金を作れと指示したのは森喜朗だったそうですから、青和会(森~小泉~安倍派)の議員はどう少なく見積もっても20年間裏金を貯め込んでいたと思われます。

先日歯医者で処置をしてもらいながら、そのストレスをやり過ごすために、都知事選や政権交代の良い夢を覚醒しながら見ていたのですが、そのなかで「そもそのこの裏金問題は何がきっかけで表ざたになったのか」「ああ神戸学院の上脇教授の告発からか」「その前に赤旗がスクープ記事にしたからか」などとも思いを巡らしていました。

思い返せば、自民党政権が崩壊の危機を迎えたのは、政策活動費など公開されているデータから、赤旗新聞が裏金を暴いたことから始まったのでした。

そして、それを受けて上脇教授が、自民党の全国会議員のデータを綿密に洗い出して、政治家の名前とその裏金の額を私たちに示してくれました。

1億2千万人の国民が生活し、巨万のGDPを生む世界有数の大国ニッポンに70年間も君臨する自由民主党が、赤旗と一人の大学教員の調査で滅びようとしているという事実は重いことだと思います。これは「日本版ウォーターゲート」だと思います。

赤旗も上脇教授も、こんなことになるとは思っていなかったかもしれませんが、いずれにせよ世紀の「蟻の一穴」と言えるグッジョブでありました。

それにしても、世界有数の大国で、メディアの数も世界有数なのにもかかわらず、1つのメディアと1人の個人以外の「識者」は何をしていたのだろうかとも思うわけであります。(ネットメディアやSNSで頑張っている識者を多く知っていますけどね…)

国家権力(世事化や官僚など)を、多くのメディアが監視し、勇気ある国民やスポンサーがそれに対して尊敬といくばくかの対価を払うことで国家のバランスが保てるということを思い知ったきょうこの頃であります。

政権交代が頻繁に実施されなければ、日本やロシアやイスラエル北朝鮮のような国になってしまいます。繰り返すと、今の日本はロシアやイスラエル北朝鮮と同じような国なんだということです(涙)。

ということで、昨日の自動車メーカーの記者会見を見るにつけ、「魚は頭から腐る」ことが顕著な日本国なのでありました。

 

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