上のファッショナブルなポスターは1991年(平成3年)3月に開催された八王子の「はぎうだ光一」君の後援会のものだと思われます。
八王子市会に「早く、出てこい!」と請われていますから、萩生田くんは地元の希望の星だったわけです。
この後、同年4月の八王子市議会選挙で萩生田くんは27歳の最年少で初当選を果たしました。
八王子市を「もっと元気な街にするために」というスローガンのもと担ぎ出された萩生田くんは八王子の若きライオン、希望の星だったはずです。
その後順調に、市議での当選を重ね、10年後には都議に転身し、さらに2003年の衆議院選で当選を果たし、40歳で国会議員にまで上り詰めました。
ここまではトントン拍子でキャリアを重ねてきましたが、2009年の政権交代が起きたあの総選挙では落選し、冷や飯を食うことになりました。
ただし、派閥の親分でもある安倍晋三の友達である加計孝太郎の千葉科学大学危機管理学部の客員教授に招かれて糊口をしのぎました。
萩生田くんが大学で教鞭をとっていたのと同じころである落選中には、統一協会の八王子教会に通って協会の関連団体の「平和大使」を務めたそうです。
統一教会のおかげもあってか、その後は一度も落選することもなく、閣僚や党の幹部を経験し、61歳になったいまは自民党のなくてはならない存在となって輝き続けています。
ただし、今現在はちょっと困ったことになっていて、統一教会の壺議員という肩書のほかに、裏金問題で私腹を肥やしているのではないかと身内の自民党からも、「萩生田がいては自民党の支持率は下がるばかりだからただちに離党すべきだ」という厳しい声もあがっているとかいないとか。
要するに萩生田くんは、いま後ろから頭をはたかれている状態のようで、窮地に立っているようです(知らんけど)。
国会では久々に「政倫審」が開かれようとしていまして、安倍派などの裏金問題で渦中の安倍派幹部が出席する意向なのだそうです。
いわゆる「安倍派五人衆」は次々と政倫審に出席をする意思を表明したのですが、ただひとり萩生田くんだけは出席に前向きではないようで、「デカイ体の割にずいぶんと女々しい態度だ」と非難されています。その非難の言い回しは今どきずいぶんな表現ですけど、自民内からの非難なのでしょうね。
政倫審は非公開になるようですし、証人喚問でもないので後で罪に問われることもないので、ビビる要素はないのだから、チキンな萩生田くんは出てくるのではないかと思います。
そうでないと、33年前の「早く、出てこい!」ポスターが冗談かギャグかブーメランになってしまいます。次の選挙で落選してももう加計学園のお世話にはなれないから、八王子教会に救ってもらうのでしょうか。
それにしても、加計学園の千葉科学大で危機管理学部の客員教授として、何を教えていたんでしょうね、萩生田元教授は。