遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

祝 宮崎駿「君たちはどう生きるか」米ゴールデングローブ賞のアニメ賞に輝く

2024年は年頭から、大変な自然災害や航空機事故、政治家の逮捕や大物芸人の失墜などが続きましたが、海の向こうからうれしいニュースも飛び込んできました。

今回で81回目となるゴールデングローブ賞宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」が日本初のアニメ賞を受賞しました。

ゴールデングローブ賞は、ハリウッドで映画業界を専門に取材する外国人記者でつくる団体が選ぶもので、3月に開かれるアメリカ映画界最大の祭典、アカデミー賞の前哨戦と位置づけられています。

過去の受賞歴を見てみれば、市川崑監督が「鍵」で外国語映画賞を受賞していますし、坂本龍一が「ラストエンペラー」(1987)と「シェルタリング・スカイ」(1990)で、喜多郎が「天と地」(1993)で作曲賞を受賞しています。

また記憶に新しいところでは、2021年に濱口竜介監督が「ドライブ・マイ・カー」で非英語映画賞(旧外国語映画賞)を受賞しています。

今81回目のゴールデングローブ賞は、原爆の開発を指揮したあの学者を扱った映画「オッペンハイマー」が作品賞をはじめ監督賞、主演と助演の男優賞、作曲賞の5部門で受賞しました。

宮崎駿の「君たちはどう生きるか」は、2023年7月に公開されましたが、広告CMを打たなかったり事前にに画の情報を公開しない異例の対応が取られ、それが話題にもなっていました。

当時は吉野源三郎の小説「君たちはどう生きるか」(私は未読ですが)を原作とした映画化なのかと思っていたりしたのですが、タイトル以外は宮崎駿のオリジナルだというところまで認知していて、その後この映画のことは忘れてしまっていました。

このたびの受賞を報せるニュースには、「太平洋戦争が始まった日本を舞台に、火事で母親を失い、父とともに疎開した少年が、青サギと人間の姿を行き来するサギ男に導かれて、不思議な世界に迷い込む宮崎監督のオリジナルストーリー」と映画の内容が少し触れられていて、なんだか「千と千尋の神隠し」の素敵な世界を彷彿とさせます。

ということで、「君たちはどう生きるか」も「オッペンハイマー」もあまりお伝えする情報はありませんが、必ず見るべき映画のリスト入りしたことをお伝えしたいと思い記事をしたためました。

私たちはどう生きるのか...


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