遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

能登地震:能登半島全体が孤立させられているのでは?

維新の会の馬場代表が、バカげたことを言っているようです。

馬場は、資金や資源を万博から被災地復興に回すべきではないか?という問いに、万博開催される2025年には復興が進んでいるとして、万博が「北陸のみなさんにも、新たな夢や希望を持って、明るい将来に歩みを進めてもらえるイベントになるのではないか」「万博と復興は同時並行でやっていくべきだ」と述べたそうです。

万博アンバサダーの松本人志が性加害問題で芸人活動を休止しますが、そのうち復帰する明るい将来が見えないのと同様、2025大阪万博も同じ運命をたどるような気がします。

馬場のバカげた発言は今に始まったことではありませんが、それでも、今は能登地震の復旧に我々も協力します、くらいのことを言えよ!と思います。

万博が北陸の皆さんへの励ましになるイベントになることはありません。今すぐ万博を中止し、それらの資材や資金やマンパワー能登半島に振り向けるべきです。

ところで、能登地震による孤立状態が解けない地区がまだ24地区もあるようですし、避難所への救援物資はずっと不足したままだということで、能登半島全体が孤立させられているのでは?と思えるほど復旧は進んでいないようです。

政権自体が無能なのか、あるいは恣意的に復旧するつもりがないのか、なぜ災害支援が進んでいないのかがまったく分かりません。金や時間をかければ解決する問題でもないような気がしてきて、政権政府の思考停止状態に怒りを通り越して不安になってきます。

一度何かをやり始めたら、たとえば辺野古の埋め立てやマイナ保険証や大阪万博などはなにがなんでもわき目も振り返らずにその手を止めないわが政権政府ですが、いま本当に最優先で大至急しなければならないことをやらないことに愕然とします。

その優先度が分かっていないのか、分かっているのにやろうとしないのか、どちらにせよそのことに不安を覚えます。

お家の事情である「裏金」問題で逮捕者(池田文科副大臣)を出し、政府自民党全体がビクビクしていることもあるでしょうが、それでも今多くの人が未曽有の災害で苦しんでいることに目を向けない意味が分からないし、そのことがなんだか不安です。

まさかとは思いますが、憲法を改正していれば能登地震無為無策は避けられた(だから改正しましょう)と後で言うつもりなのでしょうか。
それとも、無駄になるかもしれない当面急がれる復旧対策に金をかけたくないということでしょうか。

山本太郎れいわ新選組代表は、現地で炊き出し活動をしているそうですが、政府のこの体たらくに対して野党は何をか発信しているのでしょうか?

3.11の時に野党だった自民党みたいに政府の足を引っ張っていることはないようですが、何か政府に物申しているんでしょうかね。

ということで、コロナがまん延し始めたころにPCR検査を実施せずにコロナをさらにまん延させ多くの死亡者を出した安倍政権と当時の厚労省と同じく、無知無恥無能の岸田政権は能登地震の救援復旧について何を考えているのかよく分かりませんが、有事になればいつも放置されるのは私たち国民であることだけは明確なのであります。

 

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