遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

弛んだ政権政府による「1億総うつ病」時代を何とかしてもらいたい

政権政府が弛(たる)んでいて久しい。

政権政府が弛んでいるとは、政治家は私腹を肥やすためとか権力者でいることを続けるため選挙に当選することが政治活動のすべてだと認識して行動し、官僚はそんな無能な政治家に叱られないように忖度して昇進を続け定年まで勤め、その後できる限り条件の良いところに天下りすることを願っている。

こういった弛んだ政権政府のもとで、国民は徐々に不満をため込んで身も心も荒んでいき、国土も荒れ放題になっていくといった、そんな思いを持っています。

今日散歩をしていて、信号機のある三叉路の車の停止線や横断歩道の白線がほとんど見えないことを改めて認識しました。信号に従って道路を横断しましたが、なんとも危険な三叉路になっています。この三叉路は、近くの中学生と高校生が登下校時に毎日必ず利用する信号機のある交差点なのです。

あの無用の長物、万博リングに350億円もかけている大阪の交差点の横断歩道や停止線やセンターラインは、剥げかかっているところが多いのです。

大阪・関西万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」です。万博など取りやめてその費用をインフラ整備に充てた方がよっぽど「いのち輝く未来社会のデザイン」に相応しいと思うのですがどうでしょうか。まったく皮肉な万博テーマではありませんか。

政権政府や地方政治が弛んでいると、私のような無気力で厭世的な人たちが増えていくような気がします。

私のやる気のなさ、「アホらしくてやってられんわ」とか「バカが多くて疲れませんこと?」みたいな気持ちは、高齢者特有の年齢のなせるワザかと思っていたのですが、どうやらそれだけでもなくて、政権政府が弛んでいることとも関係しているように思います。

安倍晋三が2回目の総理大臣になった時(2012年)くらいから私の老後が始まりましたが、菅義偉、岸田幸雄と総理が代わり11年、まったく楽しくない社会での老後となっています。

私は老後だからまだしも、青春まっただ中や、子育て真っ最中の人たちにとっては、とんでもない悲惨な期間を過ごしていることになります。

安倍、菅、岸田のみならず、過去の総理である、森喜朗や麻生などがあちこちで老醜をさらしていて、失われた30年で国民の大多数の心が沈んでいきました。

人心が荒むと、いじめが横行します。犯罪も増えましょうが、陰湿ないじめが増えて増えて、いたるところで形を変えたいじめが横行しそれがニュースにならない日はないのではないでしょうか。

ということで、私の「アホらしくてやってられんわ」病は、たるんだ政権政府によるストレスが原因のうつ病であるような気がします。そして、私のような荒んだ気持ちの無気力のような人がどんどん増えてきたよう思います。

きょうは参議員の予算員会でしたが、アホらしくて見てられないような閣僚答弁が相変わらず続いていました。

弛んだ政権政府による「1億総うつ病」時代を何とかしてもらいたいものだと思うきょうこの頃なのであります。