「検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?」という書籍が岩波から出ていて、いま読まれているようです。(小野寺拓也、田野大輔共著 岩波ブックレット 902円)
私は本書を読んではいないのですが、誰しもが認める史上最大最悪の犯罪集団だったナチスが、それでも「良いことも」したのではないかと評価したい人もいるようです。
ナチスは何一つ良いことはしていないので、「良いこともしているのでは?」と考えている人には近づかないか、考えを正してあげることが肝要かと存じ上げます。
たとえば、故安倍晋三はヒトラーの「わが闘争」が座右の書だったそうだから当然ながら「ナチス愛」があるし、麻生太郎や橋下徹などの過去の発言からすると「あのナチスでも良いことをした」と思っているだろうから、彼らを支持する人たちは「そうは言ってもヒトラーも良いことをしたんだぜ」という人たちなんでしょう。
安倍派の国会議員は現在99人(衆院59人、参院40人)ですが、彼らも「ナチスは「良いこと」もした」派なのでしょうね。だけど、そのことは秘密にしてはいるでしょうが、杉田水脈にナチスは「良いこと」もした?と訊けばYESと答えそうな気もします。
http://www.seiwaken.jp/member/member.html
国会議員が憲法を遵守しなければならないことと同じくらい重要なことは、「ナチスを認めてはならない」事だと思います。
私は70歳の今まで自民党に投票したことは一度もありませんが、もし「検証 自民党は「良いこと」もしたのか?」と問われれば、私はYESと答えます。
どんな良いことかは具体的に言うのはともかく、まったく何もないと思わないし、それくらいは認めています。
しかし、安倍派や大阪維新(日本維新の会)にいたっては、何一つ良いことはしていません。
安部派はまもなく空中分解するでしょうから、当然の終末を迎えますし、大阪維新の終末も始まっています。
ナチス同様、安倍派も大阪維新も歴史に名を留めるだけでも儲けものでしょう、左様なら。自民党も、木っ端みじんに空中分解してほしいですね。