昨日の関西地方は、阪神タイガースとオリックスバファローズの優勝パレードが行われました。
神戸三宮と大阪御堂筋には合わせて100万人のファンが集まったそうです。
国内で、一度にこんなに人が集まったことが過去にあったのでしょうか。予想以上にすごい群衆でした。
私はテレビ中継やYoutubeで楽しんでいたのですが、沿道のファンからは、口々に選手の名前や「ありがとう!」という声が発せられていました。
両球団のおかげで今シーズンは有意義なうれしい時間をたっぷりもらえましたので、両球団への「ありがとう」は偽りのない心の底からの声だと実感できるものでした。
ところで、このめでたい楽しいパレードに水を差したのが、またまた大阪維新でした。吉村知事は、大阪府や大阪市の公務員2500人を、ボランティアとして無償でパレードの会場整備要員として動員していました。
おそらく、ボランティアで出勤した人たちのほとんどが阪神かオリックスのファンだと思いますが、代休も休日手当もない勤務に腹立たしく思っていただろうと思います(兵庫県と神戸市は休日勤務扱いでボランティアではなかった)。
吉村知事は「多くの職員は盛り上げたいと思ってボランティアをしている。(批判する人は)ファンや選手の顔を見て批判を続けられるのかなと思う」と語ったようですが、ファンとしては「ふざけんな。万博の宣伝効果をねらって清廉な選手たちをエサにしたあげく、無辜の公務員をタダで使いやがって、汚らわしい」といったところですかな。
しかも、吉村はパレードにちょろっと参加して公務扱いだったそうで、きょうから3連休なんだそうです。吉村という男は、煮ても焼いても食えないとんだ食わせ物です。
ということで、「よくやった!ありがとうタイガース」という生の声と、「くたばれ!大阪維新」という心の叫びが入り混じったパレードでした。