遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

来年度予算は114兆円で防衛関係の予算は10兆円を超えますがご存知でしょうか

来年度予算について、《政府は23日、一般会計の歳出総額が114兆3812億円となる2023年度当初予算案を閣議決定した。防衛費の歴史的増額により、11年連続で過去最大となった。》と朝日新聞は伝えています。
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歳出のうち
「防衛費」は、6兆7880億円去年から26.4%の増加となっており、加えて
「防衛力強化資金」3兆3806億円という項目が新設されていて(外国為替資金特別会計から繰入)
防衛関係の予算は10兆円を超える規模となりました。

「防衛力強化資金」の3兆3806億円が外国為替資金特別会計」からの繰入れですが、本来は為替の急激な変動に対応するための会計からの目的外の繰入れだし、「防衛力強化資金」を新設して別建てでの防衛費計上で、明らかな「反則ワザ」です。

今に始まったことではありませんが、嘘、杜撰(ずさん)、寝たふり、ごまかし、すっとぼけなど「反則ワザ」の総合商社とも言うべき自民党の戦略は看過することはできません。

数の力でやりたい放題を繰り返すのは今のうちだと、「森・加計・桜・統一教会」などで不祥事のオンパレードでも命を長らえてきた自民党も、そろそろ年貢の納め時だと、駆け込みで防衛予算を積んだのかもしれません。

そうとでも考えないと理解できないほど、この防衛費予算は唐突な数字を示しています。岸田が独りで考えているとは到底思えないので、誰かに耳元で囁かれているとか、教祖様のお告げでもあったのかもしれません。

何も決まらない国会ですが、防衛費だけはさっさと決まっていては迷惑なことこの上ないので、年明け国会での野党の姿勢も含めて国会を(横目でですが)ウォッチングしていくことにします。

それにしても、年明け国会は1月下旬から150日間の会期ですが、どんだけ休むの?という国会議員様たちの年末年始休暇です。

年を越せない人たちもたくさんいることだろうに、先生方はいったい何を防衛したいというのでしょう。