陸上競歩の世界選手権金メダリスト、鈴木雄介(33)が、男子50キロ競歩の東京オリンピック代表を辞退した。ドーハで酷暑の中行われた2019年世界選手権で金メダリストになったが、その時のダメージで体調が戻らないまま東京五輪を辞退するに至ったという。
ドーハの大会が、東京五輪のマラソンと競歩を北海道で行うきっかけとなったのだが、酷暑とコロナと汚れた海での記念すべき五輪になるのかどうか。
ウガンダの五輪代表の9人を受け入れただけで、大騒ぎになったことを考えると7月の各国代表団の入国時の混乱状態は今からでも想像できる。日本に「水際」はない!
検査で陽性だったウガンダのコーチは、ワクチンを接種していたというのだから、何をどう考えたらいいのだろう。いま南米で猛威を振るっているラムダ型はワクチンの効果は限定的だという。世界で最も早く脱マスク宣言をしたイスラエルは、インド型の変異株感染が広がったとして、解除後10日で再びマスク装着義務となった。
日本でも、緊急事態宣言解除後、人出が増えてじ都会の若者を中心としてわじわ感染数が増えてきた。
五輪関係の10万人が一度に押し寄せる7月上旬。彼らだけを「バブル」で包み込んで隔離する目論見はすでに崩壊している。そのことを知ってか知らずか自主的に東京五輪を辞退する選手も増えてきている。
今からでも遅くない、政治主導で国民のいのちを守るために東京五輪を中止すべきだ。(一説によると、パラリンピックはやらないかもしれないという。)
ということで、ジャスト30年ぶりに「バブル崩壊」する日本列島なのであった。