昨日は「24時間テレビ」が放送されていたようで、1978年から43年も続いているそうだ。
第1回放送の最後にスタジオキャスターを務めた大橋巨泉がエンディングで「僕が言いたいのは、福田(赳夫)総理大臣をはじめ、政府の方、全政治家の方に、本来はあなた方がやることだと思うんです」と語ったという。
いまの「24時間テレビ」が真のチャリティかと問われれば「ノー」だと思うが、なんでもかんでもチャリティやボランティアにお願いするってのはどうなんだろうかと納税者のひとりとしていつも思うことである。何か事あれば一時的に最もスピーディーに動けるのはボランティアだが、その後のフォローは政治の力だと思う。
ところで、ふるさと納税で、返礼なしにもかかわらず寄付する人たちが倍増しているという。税金の使い道を重要視する人たちが増えたということで、日本には素晴らしい方々がまだおられるという心の温まるニュース。
返礼品など付けない純粋な「ふるさと納税」こそが真のチャリティだと思う。
一方で、返礼品目当てで税金が外に流れ減収を強いられている自治体もある。
世田谷区では、ふるさと納税で外に出ていく税金が年々増加しており、2019年度の減収額は約54億円に達したという。このままでは、100億円の規模で減収が起きてしまうようだ。世田谷区はPCR検査を本格的に導入しようとしているが、少なくとも世田谷区の住人はできる限り地元で税金を納めてあげてほしい。
加えて立派な施策を実行している、たとえば世田谷区や明石市にふるさと納税をしてあげてほしいとも思う。
ということで、世田谷区長や明石市長のように医療や福祉や教育に惜しみなく税金を使う政治家が一人でも多く増えることを願っている。幸福度最低の日本から復興するのは、世田谷モデルや明石モデルがメルクマール(指標)になるのではないだろうか。
【明石市の取り組み】
第二子以降の保育料を完全無料化(所得制限なし)
中学生までのこども医療費完全無料化(所得制限なし)
小学校1年生の30人学級の継続
全28小学校区の敷地内で放課後児童クラブを小学6年生まで対象で実施
新たに保育施設などの受け入れ枠を2000人拡充