遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

税金の話をちゃんとやれ。それが議会だ。

イメージ 1

有権者=主権者は税金の使われ方をチェックする義務があると思います。社会を回していく血液のようなものが税金で、有権者はその「造血作用」を担っているとともに「正しくきちんと流れているか」をチェックする義務もあります。

日本はあまりにも無造作に税金を取られます。サラリー所得があれば、ほぼ全員が天引きで納税しています。これは集金する側にとっては理想的ですし、納税する側にとっても楽なシステムだと思います。

でもその税金の使われ方には、あまりにも無頓着なのではないでしょうか。

その端的な例が、選挙の投票率です。税金をちゃんと使って自分たちの生活を善くしてくれる政治家を選ぶ行為が投票なのに、それに参加していない人が多すぎるという問題です。

菅野◯完 @prewarwrestler
憲法議論しない政治家はいらない」とかいうアホみたいな言説が散見されるが、そんなもん、名誉革命の昔から、政治家の仕事いうのは、憲法の話することではなく、「税金の話」することなの。
税金の話をちゃんとやれ。それが議会だ。

菅野完も、「税金の話をちゃんとやれ」と議会議員に吠えています。今の国会は一党独裁的な勝ち組与党が、どんな悪法や無駄な予算でも国会を通過させますので、税金を好きなように使っています。安倍晋三が独善的に海外で税金をばらまいて、国会で事後承認している有様です。

いま何かと話題の吉本興業には、安倍政権・自民党経産省主導で巨額の税金が流れているようです。大阪では、IR(カジノやエンタメン複合施設)誘致で府政と維新が税金をつぎ込み、吉本にプロデュースさせて税を還流させようとしています。

渦中の吉本興業に「クールジャパン」で巨額の税金が注ぎ込まれていた

吉本興業に100億円の事業を任せるクールジャパン機構の純損失は2018年度81億円。累積赤字178億円。その損失を埋めるように、政府の出資額は586億円から721億円へと積み増し。それに対して生活保護から食費や光熱費を、年160億円削減する方針》

吉本が反社勢力と一線を画したいのは、クリアな企業体として承認されたいからです。その大きな理由は、近い将来に税金が還流する大きな利権があるからなのではないでしょうか。芸人が稼いでくるギャラをピンハネするより、まとまって金が入ってくる利権があれば、そちらの方が割がいいはずですから。

ということで、税金の使われ方について野党が一致できるなら、一枚岩で政権を攻めていただきたいものです。民主党政権の時に、税金の使われ方を軍備やコンクリートから国民の暮らしにシフトすべく、いい線まで行っていましたのでその基本線でお願いしたいと思います。