関西電力の八木誠会長(69)ら幹部らが、高浜原発のある福井県高浜町の元助役、森山栄治氏(今年3月に90歳で死亡)から資金を受け取っていた問題で、関電は27日、大阪市北区の本店で緊急記者会見を開いた。岩根茂樹社長(66)は金品の受領は会長ら6人だけでなく、「20人が計約3億2000万円相当を受け取っていた」と明らかにした。
以下、■記者会見での関電岩根社長の言。
■コンプライアンス(法令順守体制)上、疑義をもたれかねないと厳粛に受け止めている
「コンプラ上」云々というのは企業の法令順守ことで、たとえば便宜供与のような法律に違反してないのだろうか。国税の次は検察の出番ではないのだろうか。
高浜町を通して間接的に税金が関電役員に杯個人の懐に資金が還流している税金
■国税当局の調査で役員らが多額の金品を受領していると指摘を受けた
■一部は常識の範囲を超える金品について受け取りを拒んだり、返却を申し出たりしたが、強く拒絶されたため、一時的に保管した
国税の指摘を受けなければ、ずっと「預かったまま保管」していたのではないか?日本屈指の優良企業の社長として、あまりにも稚拙な言い訳だ。万人にバカにされてもそういう言い訳をすることが恥ずかしくないのだから、関電の社員さんも「お前はアホか?」と思っているだろう。
■(森山氏は)地元の有力者で地域の共生でお世話になっており、関係悪化を恐れ、返せるときに返そうと考えた。還流があったという認識はない
森山元助役はもう亡くなっている。生きてるうちに返せたのか?金の流れと金額を時系列で明らかにする必要がある。あんな記者会見でお茶を濁すなど許されないことだ。
菅原経産相は、今回の件は言語道断だと怒っているので、何とか真相究明をしてくれるだろう。まさか猿芝居ではなかろう。
原発マネーは、我々が払っている高い電気料金から湧き出ているものなのだから、経産省は国民が納得するまで追求せよ。高浜町と関電関係者は国会に召喚して、喚問せよ。
他の電力会社の「原発マネー」は濁っていないか、これも検査するべき。
今の一党独裁政権なら、怖いものないだからできるはず。それをやらないと、国会議員にも原発マネーが還流しているんじゃないの?と思われても仕方がないな。