ひとまず原発は異常なし／鳥取地震

21日午後2時過ぎ、テレビから緊急地震速報の嫌な警報音が流れる。あわててテレビの画面を見ると震源は鳥取だという。

「揺れに注意ください」と繰り返すので、えーっこれから揺れるのかと立ち上がって覚悟していたら、うなりながら押し寄せる波のような低周波音とともに、我が家はガタガタと揺れる。

数秒間の瞬間的な揺れだったが、我が家のある近畿北部は震度4。もっと弱い感じがしたが、久々の体感地震に嫌な思いをした。

被害に遭われた方には、お見舞い申し上げます。

日本海側に点在する、島根原発、美浜原発、大飯原発、高浜原発、日本原子力発電の敦賀原発はいずれも稼働停止中で、異状は確認されなかったという。停止中でよかったというべきなのだろう。動いている原発が止まらなくなると、そこからのリスクはとてつもなく大きくなる。

官邸菅官房長官は、「原発異常なし」と地震後の記者会見で発表したが、止まっていたおかげで異常がなかったと認識するべきだ。

それにしても、どこで大きな地震が起きるのか予測できないところが恐ろしい地震列島である。そんな列島に原発は要らない、「くわばら、くわばら」。