遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

クリスマス/シンガーズ・アンリミテッド

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クリスマス
シンガーズ・アンリミテッド
価格: ¥1,744 (税込)

曲目リスト
1.ひいらぎの枝で飾れ
2.冷たい冬の風
3.聖なる実
4.イエス・パーブル
5.キャロリング,キャロリング
6.ホワット・アー・ザ・サイン
7.ベツレヘムの夜
8.子羊のそばに
9.あめなる神には
10.きよしこの夜
11.もろびとこぞりて
12.ワッセイル・ソング
13.ロシアの子供たちのキャロル
14.良き王ウェンセスラス
15.修道院のキャロル
16.神のみ子は今宵も
17.メリー・リトル・クリスマス



このアルバムは、1972年の録音で、

日本で発売されたのはその少し後かもしれないが、

20歳のころの私は、このレコードを手に入れて一人で聴いていた。

CDアルバムは持っていなかったので、

今日、Amazonのカートに入れておいた。



ヨーロッパの街を歩いていて、教会を見つけると、

その扉を開けて中へ入りたくなる。


中から協会の建物を見たい。

塔に昇って、周辺の街を見たい。

ステンドグラスも見たい。

祭壇や彫刻や絵画を見たい。

オレンジ色のろうそくの光も見たいし、

祈りをささげる人々にも会える。

パイプオルガンの音が聞こえるかもしれないし、

聖歌隊の賛美歌が聴けるかもしれない。


扉の向こうで染み付いた穢(けが)れを

少し、洗い落とせるかもしれない。


だから、教会の扉を開けて中へ入りたくなる、のである。



シンガーズ・アンリミテッドは、クリスマスの賛美歌を、

例によって多重録音のアカペラで、

(myブログ「ア・カペラhttp://blogs.yahoo.co.jp/tosboe51/10429937.html

聖歌隊の賛美歌のように、ほんの、ほんの少しジャズの味付けをして歌う。




クリスマス・アルバムの最高峰だと思う。

協会の扉の中へいざなってくれる1枚である。




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