遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

#短歌

100年前(1919年12月)の詩人や作家たちの年齢

恩地孝四郎・作 ツイッターのTLに流れてきた、ちょうど100年前の12月時の詩人や作家たちの年齢。 夏目漱石は?とさがしていたら、すでに亡くなっていました。石川啄木も。 いまにしてみると、それぞれの年齢+5歳~20歳くらいの重厚さを感じます。 朔太郎通…

サラダ記念日/俵万智

サラダ記念日 俵万智 河出書房新社 31年前の昨日、サラダ記念日が発行された。 俵万智のツイッターによると「31年前って中途半端な感じもするけど、短歌的には、めっちゃキッチリです。」とある。 蛇足ながら、短歌は「みそひともじ:三十一文字」で成り立っ…

恋愛に起承転結あるならば

俵万智の「サラダ記念日」が発売されてちょうど30年。光陰矢のごとしです。 その俵万智は現在読売歌壇の選者のようで、彼女のこのツイッターと画像でそのことを知りました。 ■俵万智‏ @tawara_machi 読売歌壇、今朝は恋の歌が並びました。選歌は大変だけど、…

ハッピーアイスクリーム/加藤千恵

ハッピーアイスクリーム 加藤 千恵 (中公文庫) 枡野浩一のネットでの短歌教室に、現れ出でた北海道の女子高生が、 加藤千恵。 バイトをしたり、夢中になった人を慕い、受験勉強に追いたてられた女子高生は、 歌も詠んでいて、このような立派な作品集を世に出…

プライベート/佐藤真由美

プライベート 佐藤 真由美 (集英社文庫) 若き歌人、枡野浩一とはじめて出会ったのが、 数年前の週刊朝日連載エッセイ「あるきかたがただしくない」。 当時は、離婚調停中だったか、子どもと家を出て行った奥さんに、 子どもに会わせてくれと、懇願するフレー…

ホームレス歌人/公田耕一

昨日の朝日新聞の夕刊の<素粒子>に、 彗星のごとく朝日歌壇に登場「ホームレス・公田耕一」。 経歴一切不明。最底辺より時代を告発せんとしているよ、彼は。 という一文を見つけさっそく調べてみる。 昨年末に、朝日新聞に掲載される読者投稿の短歌欄「朝日…