BTSの原爆TシャツとMLBの平和公園での献花 - 遊びをせんとや生まれけむ

韓国のBTS（防弾少年団）というグループが、日本のテレビ出演（Mステ）が中止になった。メンバーの一人が「原爆投下」に関するTシャツを着ていたことへの批判が原因だとのこと。

原爆Tシャツ着用は過去のことで、出演拒否は徴用工判決問題の報復措置だとの憶測も呼び、日韓双方でちょっとした騒動になっているようだ。

BTSの一人が、ナチスの帽子をかぶっている画像も存在していて、こちらはアメリカで大問題になっているようだ。

原爆もナチスも、日本やアメリカでビジネスを展開し継続させるつもりなら「肯定的」に触れてはならない問題。そのことをBTSのメンバーに教育し徹底しなかった、彼らの周辺の大人の問題だ。

そのBTSは、そのペナルティーを被ったのは仕方のないところか。

一方、徴用工問題のことで彼らを出演ボイコットしたとすれば、それはあまりにも大人げない扱いだし、韓国の最高裁の決めたことなのだから、今後取り扱い要注意事項だろう。

加えて、日本の若者が旭日旗を振ったり、浅草でヘイトデモをかけたりするのも、平和外交に支障をきたすのでやめるべきだろう。人道的にも経済的にも、韓国や中国とできる限り仲良くしていくべき。

ＢＴＳ出演中止「徴用工判決の報復」　韓国で反発広がる

話は変わって、日米野球で来日中のアメリカ大リーグMLBの選手たちが、広島マツダスタジアムでのゲームの前に平和記念公園を訪れ、原爆死没者慰霊碑に献花した。また、平和記念資料館にも立ち寄り、動画の投影で被爆前後の街の様子を再現した展示などを見学した。

献花したのは前田健太をはじめ、監督や選手4人だったが、来日したMLBを代表して平和公園を訪問したのだろう。野球を通じた平和外交、素晴らしいことだ。

前田の「この場所がすごく大切なんだ、と米国にも日本にも野球を通じて発信したい」との談話も、さすが元カープの一員だ、素晴らしい。

大リーガーが原爆慰霊碑に献花　前田「この場所が大切」