遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

「かもめ食堂」と陽水の「クレイジー・ラブ」

 
 
群よう子原作の映画「かもめ食堂」をDVDレンタルして鑑賞。
 
フィンランドヘルシンキ小林聡美が経営するちいさな食堂、
日本からやってきた片桐はいりに、もたいまさこも合流して少しずつお客が増えていくという物語。
 
小林聡美は、大林宣彦の「転校生」(1982年)で映画デビューしていて、
私はなぜかそれを映画館で見ているので、彼女とは30年間の付き合いとなる。
野田マップでは、生小林聡美と生片桐はいりを観ているので、珍しい観客ともいえる。
 
私はイッタラの白いカップでコーヒーを飲みながら鑑賞。
かもめ食堂でも、コーヒーは私と同じカップでサーブされる。
小林聡美が作る、おいしそうで形の良いおにぎりは、アラビアの水色のプレートでサーブされる。
この映画で、フィンランド製の食器が人気を博すことになったらしい。
 
そして映画のエンディングで流れるのが、井上陽水の「クレイジー・ラブ」。
 
かもめ食堂のほんわかした雰囲気とも、フィンランドの食器の洗練された感じとも少し違う、
熱っぽい歌を陽水が披露してくれる。
タイトルもクレイジーだし…。
 
この映画を観るまでよく知らなかった歌である。
 
かもめ食堂」は、小林聡美の柔和なストレスレスな表情と、かっこいい合気道のパフォーマンスと、
フィンランドのテーブルウェアと、井上陽水の「クレイジーラブ」で☆3つといったところか。
 
 
 
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