遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

ムーン・リバー/アンディ・ウィリアムス

 
子どもの頃、NHKの「ミッチ・ミラーショー」が終了し、
代ってお茶の間に登場したのが「アンディ・ウィリアムス・ショー」でした。
 
放送期間を調べてみると、日本では1966年から1969年まで毎週放送されていたとありました。
中学生だった私は、よくこの音楽番組を見ていました。
 
番組テーマ曲のように流れていたのが、アンディの歌う「ムーン・リバー」でありました。
この曲が、「ティファニーで朝食を」という映画のテーマ音楽だと知るのは、もっともっと後のことでした。
オードリー・ヘプバーンを知るのも、高校生になってからでありました。
 
映画「ティファニーで朝食を」よりも、オードリーよりも早く、
私は「ムーン・リバー」と、アンディ・ウィリアムスを知っていたのでした。
 
純真無垢な少年は、大空に響きわたるようなアンディの澄み切った歌声が大好きでした。
フランク・シナトラが好きになるのは、純真無垢でなくなった、もっともっと後のことでありました。
 
どうも順序がちぐはぐなのですが、1960年代のいなかの中学生が接する情報だと、
こういう↓順序で異文化と接することになってしまうのでした。
 
ミッチ・ミラーアンディ・ウィリアムス→オズモンド・ブラザース(アンディのショーのレギュラーでした)
 
 
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