遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

MOA美術館

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MOA美術館尾形光琳の「紅白梅図屏風」(国宝)に会いたいと書いたが、

今年の展示が3月23日までと迫った先週末に、

本物に会いに熱海まで出かけた。



大阪からはるばる出かけた甲斐があって、

   光琳の「紅白梅図屏風

   手鑑「翰墨城」

   野々村仁清(にんせい)の「色絵藤花図茶壷」

の当美術館が保有する国宝3点が現在展示中であった。


眼下に熱海湾を望む素晴らしいパノラマが拡がるこの美術館に、

開館時間の30分後に入館した。


その後そこそこの数の観光客が詰め掛けていて、

光琳の屏風の前は人が途切れることはなかったが、

それでも作品を見るのに何の支障も感じない程度の人出であった。


都会でこの国宝を展示すれば、

たとえば京都にこの3点が里帰りしたとしたら、

大勢の人が押し寄せるのだろうなと思いつつ、

ゆったりと作品を鑑賞した。


実は今回なぜか熱海には宿泊しないで、伊豆に宿をとった私だったが

こんな立派な美術館と熱海温泉街は共同でお客を呼ぶべきであろう。


国宝3点以外に、この美術館には重要文化財や重要美術品が山のようにある、

レンブラントやモネまであるのである。


チャンスがあれば、次は熱海に泊まって、もう一度ゆっくり訪れてみたい。