■桜庭一樹(さくらばかずき 写真左) 受賞作 「私の男」(文藝春秋) 1971年7月26日生まれ。鳥取県出身。 99年「夜空に、満天の星」(『AD2015隔離都市 ロンリネス・ガーディアン』と改題)で 第1回ファミ通えんため大賞(現・エンターブレインえんため大賞)佳作に入選し、作家となる。 〈作品〉 『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』2004年富士見書房刊。 『少女には向かない職業』05年東京創元社刊。 『少女七竈と七人の可愛そうな大人』06年角川書店刊。 『赤朽葉家の伝説』06年東京創元社刊=第60回日本推理作家協会賞受賞=第137回直木賞候補。 『青年のための読書クラブ』07年新潮社刊。
■川上未映子(かわかみみえこ) 受賞作「乳と卵(らん)」(文学界) 1976年8月29日大阪府生まれ。 2002年ビクターエンタテインメントより歌手デビュー。3枚のシングルと3枚のアルバムを発表。 〈作品〉 「先端で、さすわ さされるわ そらええわ」05年11月ユリイカ。 「象の目を焼いても焼いても」06年二月ユリイカ。 「少女はおしっこの不安を爆破、心はあせるわ」06年9月ユリイカ。 「感じる専門家 採用試験」06年11月早稲田文学、 同作が07年講談社刊の日本文藝家協会編『文学2007』に収録される。 随筆集『そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります』06年ヒヨコ舎刊。 「わたくし率イン歯ー、または世界」07年5月早稲田文学ゼロ0=第137回芥川賞候補、単行本は07年講談社刊。 『そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります』「わたくし率イン歯ー、または世界」により、 第1回早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞受賞。 作品集『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』07年青土社刊。
好物は真っ先でもなく一番後でもなく、
真ん中あたりでいただく癖の私。
しかし、まとめて買った本は、
おいしそうなものからいただく方針の私。
読み終わらないうちに、次の受賞が決定。
今回受賞のお二人の作品は読んだことがないが、
晴れやかな自信みなぎるご尊顔を拝見するに、
過去の作品群のタイトルを拝見するに、
ここにも元気な女子たちが居て、
めでたしめでたし。