ANAホテル（ANAインターコンチネンタルホテル東京）で、桜を見る会の前夜祭を開いた安倍晋三後援会の会計処理（見積書・請求書・領収書の発行など）について、立憲民主党がANAホテルから書面で回答を得たことと、安倍首相の予算委員会での答弁の不整合について納得できないとして、野党は同委員化の出席を拒否している。
安倍首相は、答弁の内容についてはANAホテルに電話で確認したという答弁を繰り返すばかりだが、立憲民主党の「ANAホテルの回答を書面でせよ」という要求には応じないままだ。
ANAホテルは、たとえば「宛名が空欄の領収書は発行したことがない」と明快な回答をしていて、安倍の嘘には一切乗らない姿勢を貫いていて立派だ。（というか、普通なんだけど。）
首相周辺や自民党からは以下のような実に低次元の嘆かわしいざわめきが漏れる。
《首相側近は「なんで（ＡＮＡホテルは）回答を出したんだろう」と困惑し、自民党幹部の一人は「もうＡＮＡホテルを使うのはやめよう」。同党ベテランは「ＡＮＡホテルは外資系だからかな。（対応が）スッキリしている」》
ホテルが安倍の悪事に加担するなどもってのほかで、安倍政権と自分の組織の信用とどちらが重いかは、火を見るよりも明らかなのだ。
そもそも政治資金パーティーなどもってのほかだと私は思うのだが、百歩譲って思うことは、野党はこれからANAホテルをどんどん利用してやりなさい、ということだ。
自民党議員だって、安倍が消えたら、またANAホテルを使い始めるのはまちがいない。
ANAホテルは、インターコンチネンタル系の英国籍のホテルなんだから、つまらない政権に加担などするわけがないし、廃れつつある自民党の爺さん婆さん頭の政治とは一線を画すものだ。数百人もの個人にパーティー当日に宛名のない領収書を発行するような不合理なことをするわけがない。
ということで、皆さん、清潔なANAホテルをどんどん利用しましょう。自民党の皆さんは、嘘をつき腐敗している「頭」を変える準備を始めましょう。
