岸田について思い違いをしていたことがあります。
まず一つ目は、名前（ファーストネーム）で、思い違いというより思い出せなかったという方が近いかと思います。昨日の拙ブログでは、幸雄と書いてしまいましたが、正しくは文雄でした。私の記憶力のせいでもありますが、いかに今まで影の薄い男であったかということでもあります。
二つ目は出身大学です。ずっと東京大学出身だと思っていて、いちど早稲田大学出身に修正できていたのですが、いつの間にか元の思いのまま東大出身だと思っていました。この記事を書くためにウィキペディアで確認したら早稲田大学卒とありました。開成高校出身として初の総理大臣なんだそうで、そのエピソードも意外でした。
では岸田の良い点悪い点について感じたことを述べたいと思います。
良い点。
・売国奴と言われる竹中平蔵と距離があるところ。安倍・菅政権は竹中の影がちらちら見えましたがそれは少し薄まり、同時に維新の会との距離感も生まれました。
・昨日の記者会見は短いものでしたが、少なくとも安倍・麻生・菅よりは言葉を持っている政治家ですので、政策についての説明能力はあると思います。「更問い」の記者会見が可能になってきました。
・平凡な男ですが常識人で、外交や人事で安倍や菅のようなバカげたことはしないような気がします。
・岸田自身は戦後の東京生まれですが、広島の岸田一族には被爆者も少なくないようですので、核兵器廃止や原発廃止に一縷の望みがあることです。（これは無理やり見つけた良い点です。）
悪い点。
・安倍晋三の傀儡政権を作りそうだというところが、最大で最悪の欠点でしょう。安倍が首相をやめた原因となったスキャンダル、モリ・カケ・桜問題も放置したままでしょうし、コロナ対策も安倍・菅が取った同じ対策で推移すると思われます。しかも、安倍の側近だった今井尚哉。秘書官が官邸に送り込まれるそうですので、悪夢の安倍政権の縮小コピー政権を作りそうです。
・御多分に漏れず祖父も父も衆議院議員で、その家系の三代目ですからおぼっちゃまに庶民の気持ちがくみ取れないだろうという点です。選挙区での当選は危なげないので、怖いものなし状態ですので、「ご乱心政治」が庶民にとっては怖いですね。
1年前に菅義偉が総理大臣が誕生した時、安倍晋三より1ミリくらいはマシになったと書いたのですが、岸田は安倍や菅義偉よりは5ミリくらいはマシだと思います。
これから自民党の役員人事と組閣が行われますが、そのメンバーを見たら一気に3ミリくらい距離が縮まると思いますが今日のところはこんなところでしょう。
来たる総選挙では、10年近く遠のいていた選挙公約についての活発な党首討論を期待したいところです。それによって野党の主張もはっきりし認知されていくだろうという期待でもあります。政権交代まであと少し、頑張れ野党！
