遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

ヨーロッパでコロナがまん延し始めた、日本はまもなく「第六波」に飲み込まれるのか

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上の画像は、記者会見中のドイツのシュパーン保健相で、ホールドアップのお手上げ状態にも見えるが、ヨーロッパでは再びコロナがまん延し始め、ドイツでは感染者が1日5万人を超えたという。

「ドイツで1日当たりの感染者数が5万人を超えるのは、流行が始まってから初めて。国内では10月半ば以降、感染者数・死者数とも急増している。」とAFPは伝えている。

日本は海外からの入国者の待機日数を3日に緩和したばかりだが、また水際対策が疎かになり、ヨーロッパから1月ほど遅れた冬の到来とともに、日本でもコロナ流行第六波の来襲が視界に入ってきた。

水際対策を緩和するのは、コストを抑えたりビジネスや経済に支障をきたさないための措置なのだろうか。だとしたら、住民の命よりカネを重視する頓馬な行政だと言わざるを得ない。

これは今の政権にずっと巣くっている、「何よりもたいせつなことは、国民の命よりカネだ。カネ・カネ・カネ」という考え方で、頭が岸田に代わっても何も変わらないだろう。

そもそも今が、コロナ感染の底なのにその底をキープする手立てを放棄している。いまやるべきことは、水際対策を厳重にしてPCR検査対応を確立してできるかぎり手厚く給付金を支給することだろう。

とりわけ、PCR検査は「誰でもいつでも何回でも無料」で検査が受けられるグローバルスタンダード体制にするべきなのだ。

「ドイツが1日5万人感染した」というニュースは2つの側面があり、ひとつは、また大きなコロナなの波が襲ってきたということで、もうひとつは、ドイツは1日5万人の感染者が判明する検査体制だということ。検査体制が万全だと追うことは、その後の治療体制も万全だということが容易に想像できるのだ。

ところが、日本は治療体制が万全ではないのでPCR検査をしない可能性もあり、統計をごまかし公文書を改ざんする政府がやることだから、いま極端に少なくなった感染者数の信ぴょう性はあまりないと思っている。

厚労省は、感染者数を都道府県の発表数値をホームページなどから拾っているだけのことのようだから、まるで信用ができない。いまどきFAXで情報を収集しているような政府に、でじたる庁だ!マイナンバーカードだ!と言われても、鼻で笑うしかないのだ。

自公政権は負けなかった総選挙の後だから、ここ2年近いコロナ対策から一歩も前進することなく「第六波」の被害を甘んじて受けることになるだろう。ワクチンが行き届いたので結果的にそうならなければ嬉しいことだが、今の時点ではヨーロッパでまん延が始まったことを軽く見るわけにはいかなくなったのだ。

私は大都市、大阪・京都・神戸から1時間ほどのところで隠遁生活中だが、人々は少なからず住宅近くまであらゆる方面から流れてきていて、関西空港伊丹空港神戸空港、新幹線の主要駅新大阪・京都・新神戸などもほぼ1時間圏内に位置する。なので、隠遁中だとはいえ関西一円の「住む人」と「来たる人」大きな流れは、感染するリスクを大量に含んでいる。

おまけに、あたま空っぽの維新の脆弱なコロナ対策がその真ん中にドカッと居座っているので、いくら慎重になってもなりすぎることはないと思っている。

冬が本格化したら、ますます生活困窮者が増え暗くて長いトンネルに入っていきそうな予感がする。私のあらゆる予感はたいてい外れるのだが、外れてもいいのでとりあえず感染予防に重きを置いた自重生活にを継続することにする。

くれぐれもご自愛いただきたい。