遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

将棋王座戦のモンブラン

今日の午後は、将棋の王座戦で楽しみました。

今日の一戦は、羽生王座(43)に豊島七段(24)が挑戦する5番勝負の第一局でした。開催場所は豊島七段の地元で、大阪は梅田近くのホテルでの対局でした。先ほど9時過ぎに対局が終わり、千番の羽生王座がまず一勝しました。途中まで豊島ペースだったと思っていたのですが、残念ながら羽生マジックにかかってふにゃっと負けてしまいました。

お母さんがニコ動の王座戦PVで語っておられたのですが、4歳の豊島は、羽生や羽生世代の棋士を取り上げたテレビの特集番組を見ていて将棋に興味を持ったそうです。その時に母親(将棋マチュアの二段)に駒の動かし方を教わり、将棋の世界に入り込んだようです。そしてそれから20年後にその羽生に挑むことになったのです。

豊島七段は、関西の棋士ホープから日本の若手のホープに登りつめ、2010年には王将戦(7番勝負)で初のタイトル戦挑戦者(2勝4敗で敗退)になりました。
今年の王座戦に豊島七段が挑戦し今日がその一局目で大阪で開催されるということを知ったのは、不覚にも今日の午後だったのですが、ニコ動のライブ中継でその一部始終を楽しみました。ホテルでの大盤解説会に一度は行ってみたいと思っています。

イメージ 1

ところで、今日の午後のおやつに対局者はおいしそうなモンブランを食べていました。(おやつは対局しながら食べます。)画像がそのモンブランで、マロンが外に出ていて、ユニークなモンブランです。
おやつは対局者は同じモンブランをリクエストしたようですが、飲み物が違っていて羽生がホットココア!、豊島がホットレモンティー
また、ランチは羽生がシーフードピラフとグレープフルーツジュース、豊島が玉子とじうどん+かやくごはんとウーロン茶だったそうです。
羽生王座のほうが、パワーが出そうな食事で、それが勝敗の明暗を分けたのかもしれません。

今年の春先の将棋棋士対コンピュータ将棋戦では、豊島だけがコンピュータに勝ちましたが、その豊島に今日勝利した羽生王座はまだまだコンピュータより強いのでしょうね。
ともかくも、我らが豊島七段に残りの4戦を頑張ってもらって初タイトルを取ってもらいたいものです。

イメージ 2
(本日の対局場、大阪・ウェスティンホテルの一室。豊島くんは考え中、羽生王座はトイレ中座かな。)