朝の空気も光も和らいで、そろそろ夏も終わりとなりそうな気配。
この夏中、ベロフのドビュッシーと、
グールドのブラームスを交互に聴いてきた。
夏の初めに、なぜこのCDを購入したのか、
3ヵ月しか経っていないのに忘れてしまった。
おそらく、第1巻と第2巻が1枚のCDに収められており、
価格も1300円だったから購入したのだろう。
あるいは、「亜麻色の髪の乙女」以外の作品は、
どんな曲なんだろうと思って買ったのかもしれない。
とにかく、購入動機はかなり軽薄だったが、
ドビュッシーの楽曲は知的で華やいだハーモニーが、
カラフルで素晴らしいものだった。
いったい誰に捧げた作品なんだろう。
そのキラキラした詩情を、若きベロフは一点の曇りもなく快演。
ベロフ20歳のときのデビューアルバムで、
1970年の録音である。
ベロフはヨットを操っていて、右手を負傷、
長らくブランクを経験した。
近年になって、ふたたび2枚の前奏曲のアルバムを録音している。
でも、私は20歳のベロフのドビュッシーを、
一生涯聴き続けようと思っている。
前奏曲集第1巻
1. デルフの舞姫
2. 帆
3. 野を渡る風
4. 夕べの大気にただよう音と香り
5. アナカプリの丘
6. 雪の上の足跡
7. 西風の見たもの
8. 亜麻色の髪の乙女
9. さえぎられたセレナード
10.沈める寺
11.パックの踊り
12.ミンストレル
1. デルフの舞姫
2. 帆
3. 野を渡る風
4. 夕べの大気にただよう音と香り
5. アナカプリの丘
6. 雪の上の足跡
7. 西風の見たもの
8. 亜麻色の髪の乙女
9. さえぎられたセレナード
10.沈める寺
11.パックの踊り
12.ミンストレル
前奏曲集第2巻
13.霧
14.枯葉
15.ヴィーノの門
16.仙女たちはあでやかな踊り子
17.ヒースの荒野
18.奇人ラヴィーヌ将軍
19.月光に濡れる謁見のテラス
20.水の精
21.ピックウィック殿讃頌
22.カノープ
23.交互する3度
24.花火
13.霧
14.枯葉
15.ヴィーノの門
16.仙女たちはあでやかな踊り子
17.ヒースの荒野
18.奇人ラヴィーヌ将軍
19.月光に濡れる謁見のテラス
20.水の精
21.ピックウィック殿讃頌
22.カノープ
23.交互する3度
24.花火