遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

アメリ

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わがGW、DVD三昧最後の作品が「アメリ」。


本上まなみがナレーションをする旅番組で、

モンマルトルの丘のふもと、

アメリが働いていたカフェ・ドゥ・ムーランが紹介された。

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クレーム・ブリュレのカリカリになった焼き目をスプーンで壊すことが、

アメリが好きなことのひとつで、

そのTV番組の映像が心のどこかに残っており、

レンタル屋を物色中にこの作品と遭遇。


私のブログの映画レヴューで、「七人の侍」に次いで

二番目に記事をアップした作品が、




アメリを観はじめてすぐザジを思い浮かべた、

ザジは、ちっちゃい女の子だったが、

アメリは恋して幸せになりたい大人の女の子。


輪郭のはっきりしないストーリーと、

落ち着いたいろのパリの街角と、

オシャレな女の子が登場する、

それだけで私には充分であった、

そういうのが私のお気に入りなのである。



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                    アメリの周りの人たちも、

                    映画を見ている私たち観客も、

                    幸せな気持ちになる。



                    GWの最初に見ていればよかったと後悔する、

                    ぱらぱらと何度も目を通す画集や写真集のように、
 
                    いつも手の届くところに置いておきたい作品である。


                    近年の私のベストワンである。